腰痛マットレスとして人気の高いトゥルースリーパーとモットンを、いろんな視点とスペックで比較しました。
いずれかで比較・検討されている方、よろしければお役立てください。


- トゥルースリーパー モットンはどっちがおすすめ?
- トゥルースリーパー モットン|使い方 比較
- トゥルースリーパー モットン|価格 比較
- トゥルースリーパー モットン|素材 比較
- トゥルースリーパー モットン|硬さ 比較
- トゥルースリーパー モットン|反発性 比較
- トゥルースリーパー モットン|体圧分散性 比較
- トゥルースリーパー モットン|通気性 比較
- トゥルースリーパー モットン|重さ 比較
- トゥルースリーパー モットン|厚さ 比較
- トゥルースリーパー モットン|耐久性 比較
- トゥルースリーパー モットン|保証 比較
- トゥルースリーパー モットン|腰痛 比較
- トゥルースリーパー モットン|お手入れ
- トゥルースリーパーの特徴
- モットン マットレスの特徴
トゥルースリーパー モットンはどっちがおすすめ?
トゥルースリーパー・モットンは、そもそもの用途が異なります。
このふたつを比較する前に、まずは利用目的を確認しましょう。
- トゥルースリーパー:マットレスの上に乗せるトッパー・レイ。
- モットン:マットレス本体。
トゥルースリーパーとモットンの基本的な選び方は次のとおりです。
- 手持ちのマットレスの寝心地をアップさせたい:トゥルースリーパーがおすすめです。
- 手持ちのマットレスを交換したい:モットンがおすすめです。
- 腰痛改善に向くのは?:今使っているのが硬いタイプならトゥルースリーパーを重ねることで改善する可能性があります。今使っているのが柔らかいタイプならまずはモットンに変えてみるのがおすすめです。
トゥルースリーパーとモットンの性能比較・一覧は次の通りです。
【トゥルースリーパー プレミアケア・モットン 比較】
要素 | トゥルースリーパー プレミアケア | モットン |
価格 | シングル:27,280 セミダブル:29,480 ダブル:31,680 クイーン:33,880 |
シングル:39,800 セミダブル:49,800 ダブル:59,800 |
通気性 | × | 〇 |
硬さ | 65N | 140N・170N・280N |
体圧分散 | 非常に良い | ふつう |
密度 | 非公開 | 30D |
ヘタリ保証 | 1年(最大3年) | なし |
お試し | 60日間 | 90日間 |
この2つはマットレスとトッパーなので、製品比較の対象というよりは組み合わせて使う寝具たちです。
また、反発弾性・体圧分散・サポート力といった双方の弱点を補える製品なので、相性もかなり良いです。

どちらもお試し利用できるので、気になったらまずは使ってみるのもおすすめですよ。
トゥルースリーパー モットン|使い方 比較
大前提として、トゥルースリーパーとモットンは、用途と目的が全く異なる製品です。
【トゥルースリーパー・モットン 使い方の比較一覧】
項目 | トゥルースリーパー | モットン |
種類 | トッパー・レイ(詰め物のみのパーツ) | マットレス本体 |
使い方 |
マットレスや敷布団の上に乗せて使う。 |
直接床やベッドに乗せて単体で使う。 |
モットンは単体でも寝具として使えるのに対し、トゥルースリーパーは下にマットレスや敷布団が必要な寝具で、単体だと使えません。
「トゥルースリーパー vs モットン?」の質問をたびたび見かけますが、役割が異なる詰め物パーツとマットレス本体を比較するのは、実は全く意味がないことです。
マットレス本体が欲しいならモットン一択、既存の寝具に柔らかさや寝心地アップを図りたいならトゥルースリーパー優位、というのが「トゥルースリーパー vs モットン?」論争の結論です。

この大前提を踏まえて次項からのスペック比較を見ていくと、いっそう選びやすくなるかなと思います。
【トゥルースリーパー メルティスト(10cm厚モデル)について】
トゥルースリーパーには、モットンと同じ10cm厚のモデルもありますが、柔らかすぎるのでそちらも単体利用はおすすめできません。
\トゥルースリーパー 10cm厚モデル メルティスト/
トゥルースリーパー モットン|価格 比較
価格の比較
トゥルースリーパー・・モットンの価格 比較・一覧は次の通りです。
【価格(税込)】
トゥルースリーパー プレミアケア | モットン |
シングル:27,280円 セミダブル:29,480円 ダブル:31,680円 クイーン:33,880円 |
シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
トゥルースリーパーに比べるとモットンの方が高額です。
ただし、モットンはマットレス単体でも利用できるので、総合的なパフォーマンスで見れば妥当な価格差です。
トゥルースリーパー モットン|素材 比較
芯素材の比較
トゥルースリーパー・モットンの芯素材 比較・一覧は次の通りです。
【芯材の素材】
トゥルースリーパー プレミアケア | モットン |
ウレタン(ウルトラ ヴィスコエラスティック) | ウレタン(ナノスリー) |
芯材は、マットレスの性質を左右する最も重要なパーツです。
どちらも同じウレタンですが、素材の製法や構造、特性が大きく異なります。
- トゥルースリーパーのウレタン:低反発・柔らかい・感温性が高い。
- モットンのウレタン:高反発・通気性・軽量・硬さ調整が可能・密度が高い。
トゥルースリーパー モットン|硬さ 比較
硬さの比較
トゥルースリーパー・モットンの硬さ 比較・一覧は次の通りです。
【硬さ:N値が大きいほど硬め】
トゥルースリーパー プレミアケア | モットン |
65N | ソフト:140N レギュラー:170N ハード:280N |
どちらもウレタンなので、N(ニュートン)値で硬さを比較できます。
ざっくりと、トゥルースリーパーはかなり柔らかめで、モットンは硬め~かなり硬めのスペックになっています。
JIS規格のN(ニュートン)値と硬度の定義は次の通りです。
【硬さのスペックとN値 対照表】
区分 | 用語(表示名) |
110ニュートン以上 | かため |
75ニュートン以上110ニュートン未満 | ふつう |
75ニュートン未満 | やわらかめ |
データソース:消費者庁HP
トゥルースリーパー モットン|反発性 比較
高反発・低反発の比較
トゥルースリーパー・モットンの反発性 比較・一覧は次の通りです。
【反発性能】
トゥルースリーパー プレミアケア | モットン | |
反発弾性 | 低反発![]() |
高反発![]() |
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
低反発と高反発は、メリットとデメリットがちょうど相反します。
また、プレミアケア・モットンともに単層構造なので、ウレタンの反発特性は寝心地に直結します。
「どちらの方がよい?」というより、組み合わせて使う方がお互いのデメリットを補い合える寝具だと言えます。
トゥルースリーパー モットン|体圧分散性 比較
体圧分散性の比較
トゥルースリーパー・モットンの体圧分散性 比較・一覧は次の通りです。
【体圧分散性】
トゥルースリーパー プレミアケア | モットン |
非常に良い | ふつう |
「体圧分散=表層が柔らかい」です。
肘をついたり、マットレスの上で立つとグイっと沈むのに、寝てみると面で支えられているような寝心地になるのが特徴です。
トゥルースリーパーは非常に優れた体圧分散性能を持っていますが、組み合わせるマットレスには注意が必要です。
【トゥルースリーパーは組み合わせるマットレス性能の影響を受ける】
- マットレスに十分なサポート力がない場合:沈み込み過ぎて腰痛・肩凝りを引き起こす。
- フローリングやベッドなどに直置きした場合:底付きして寝心地が悪くなる。
トゥルースリーパー モットン|通気性 比較
通気性の比較
トゥルースリーパー・モットンの通気性 比較・一覧は次の通りです。
【通気性】
トゥルースリーパー プレミアケア | モットン |
× | ○ |
クローズセル | オープンセル |
通気性に関しては、オープンセル構造を持つモットンが圧倒的に優位です。
ウレタンフォームの内部にはたくさんの気泡がありますが、一般的なウレタンフォーム(下図左)だと気泡同士は繋がっていないので通気性は皆無です。
対して、オープンセル(下図右)には、気泡間に無数の通気孔があるため、ウレタン内部を空気が通過できます。
\オープンセル構造 図解/
また、トゥルースリーパーは身体の隙間をぴったりと埋めるように密着する性質があるので、余計に熱がこもりやすいです。
【マットレスの通気性について】
- 通気性には、寝ている間の体温や湿度を調整する役割があり、睡眠の質と眠りの維持に欠かすことができません。
- また、ダニ・カビの発生リスクを減らし、マットレス自体の耐久性を伸ばしてくれます。
トゥルースリーパー モットン|重さ 比較
重さの比較
トゥルースリーパー・モットンの重さ 比較・一覧は次の通りです。
【重さ】
トゥルースリーパー プレミアケア | モットン |
シングル:4.6kg セミダブル:5.6kg ダブル:6.6kg クイーン:7.6kg |
シングル:7.5kg セミダブル:9kg ダブル:10.7kg |
モットンの方が2倍重そうに見えますが、トゥルースリーパーはモットンの1/2程度の厚みなので、体積あたりの重量はほぼ同じです。
なお、床に直置きする方や押し入れに出し入れする方は、軽さよりも折りたたみできることを重視する方がおすすめです。
\直置き・収納する場合は三つ折りできるものを選ぼう/

ちなみに、モットンはバンドを使わないと折りたたむことができないので、収納には不向きですよ。
\モットンはバンド結束しないと三つ折りすらできない!/

● ソファーとして使える
三つ折り構造のマットレスは、角の揃った立方体になるため、シーツをかければソファーになります。
\三つ折りタイプの収納&ソファー利用イメージ/
● 自立しての部屋干しができる
三つ折りタイプは、ゆるいZ型で横向きにすると、狭い空間でも部屋干しができます。
壁に立てかけることなく部屋干しできるため、空間が限られている方にも便利です。
\三つ折りタイプの室内干しイメージ/

トゥルースリーパー モットン|厚さ 比較
厚さの比較
トゥルースリーパー・モットンの厚さ 比較・一覧は次の通りです。
【厚み】
トゥルースリーパー プレミアケア | モットン |
5cm | 10cm |
マットレスは、厚みが増すほど底付き感が減り、寝心地がマイルドになります。
マットレス本体の耐久性や性能の安定性も上がるので、「厚いものほど上質」は、あながち間違いではありません。
ちなみに、トゥルースリーパーは非常に柔らかいので、10cmの厚みがあってもマットレス単体としての利用はおすすめできません。
トゥルースリーパー モットン|耐久性 比較
耐久性の比較
トゥルースリーパー・モットンの耐久性 比較・一覧は次の通りです。
【ウレタン密度】
トゥルースリーパー プレミアケア | モットン |
非公開 | 30D |
ウレタンの耐久性は、ウレタン密度(D)の値で予測できます。
【D値とマットレスの耐久性目安】
- 25D~30D:やや不安は残るものの、寝具としての1日の使用にも耐えうる密度がここ。数値が低いほど耐久年数は下がり、3年持てばよい方と言える。
- 30D~40D:寝具はこのスペック以上が理想。一日の使用でヘタることはほぼなく、経年変化にもとても強い。普通に使うなら、5年以上もつことも珍しくない。
ただ、トゥルースリーパーは密度情報・耐久年については非公開なので、予測するしかありません。
ちなみに、わたしの経験&一般的な低反発ウレタンの耐久性&口コミを総合的に判断すると、トゥルースリーパーは概ね3年~5年程度の耐久性と評価しています。
なお、トッパーには枕やマットレスのようなサポート力はそれほど必要なく、ヘタっても寝心地があまり変わらないため、多少は劣化したままでも使い続けるができます。
加えて、トゥルースリーパー プレミアケアには、抗菌防臭・防ダニ・防カビ加工済み なので、かなりの長寿命を期待できます。
トゥルースリーパー モットン|保証 比較
保証の比較
トゥルースリーパー・モットンの保証 比較・一覧は次の通りです。
【保証】
種類 | トゥルースリーパー プレミアケア | モットン |
お試し | 60日間 | 90日間 |
へたり | 1年(セット購入で2年~3年に延長も可) | × |
保証には2つの種類があります。
【2つの保証タイプ】
- お試し保証:◎◎日間以内なら、使っていても返品・返金してくれる保証。
- ヘタリ保証:◎年以内にヘタリが見られたら、無償で交換対応に応じる。
ヘタリ保証があるものほど製品の信頼度は高く、長いものほど耐久性が良いです。
トゥルースリーパーには最大3年のヘタリ保証が付くので、品質的にも安心できますね。
また、トゥルースリーパーにもモットンにもお試し期間があるので、相性に不安な方でも安心してはじめることができます。
トゥルースリーパー モットン|腰痛 比較
腰痛について
就寝中と寝起きの腰痛は、腰が沈み込むことで起きるケースがほとんどなので、自分が寝た時に必要以上に沈み込まない構成にすることが腰痛軽減効果を最大化するポイントです。
柔らかいだけのマットレスは、次の2STEPで寝姿勢を歪め、腰痛を引き起こします。
❶ 腰・肩を中心に体圧が集中する
人間の体圧は位置によってかかる比率が異なり、腰部に最も集中します。
\横になった時のパーツ毎の体圧比率/

❷ 体圧の集中する背中・腰部が沈み込み、徐々に姿勢をゆがめる
やわらかいだけのマットレスだと、背中・腰部が必要以上に沈み込み、長時間背骨を歪ませ、歪んだ姿勢を固定化してしまいます。

● 不自然な姿勢が長時間続くことで背骨・骨盤が歪み腰痛を引き起こす
姿勢の悪化が腰痛の原因となる背骨の歪みを助長し、長時間の不自然な姿勢が、腰痛を引き起こします。

トゥルースリーパー単体には、身体の沈み込みをコントロールできるほどのサポート力はないので、サポート力のあるマットレスや敷布団は必須です。
サポート力が担保されたトゥルースリーパーは、抜群の体圧分散性が疲労回復効果・姿勢矯正効果を高めてくれるので、腰痛対策にも期待が持てます。
\サポート力+体圧分散性が揃うと、腰に負担のない寝姿勢で休める/

マットレスの手持ちがない方は、迷わずモットンを選びましょう。
体重に応じて選べる3つの硬さで睡眠時の沈み込みを防ぎ、モットン単独で腰痛を起こりにくくしてくれます。
トゥルースリーパー モットン|お手入れ
モットンもトゥルースリーパーも基本的なお手入れは、室内干しとローテーションです。
マットレスのメンテナンス方法は基本的に次の2つです。
❶ ローテーション

寝る位置はだいたい決まっているため、一箇所にかかる圧力や摩耗を分散し、マットレスの劣化を緩やかにする方法です。
- やり方:マットレスを上下・裏表を反転させる。
- 頻度:3ヵ月に1度程度
❷ 室内干し

湿気を溜め込みがちなマットレスの上下面を空気に触れさせることで乾燥を促します。
- やり方:通気性のよい室内に、マットレスの上下面が空気に触れるように立てかける。
- 頻度:3ヵ月に1度程度
ちなみに、トゥルースリーパーは柔らかくて薄いので、立てかけての室内干しはできません。
メーカー推奨ではありませんが、若干の熱耐性はあるので、低温&短時間の布団乾燥機で除湿するのが個人的なおすすめです。
※モットンは熱源機器の利用はNGです。
トゥルースリーパーの特徴
トゥルースリーパーの特徴
トゥルースリーパーは、手元のマットレスや敷布団の上に乗せるだけで簡単に寝心地を変えてくれるトッパー・レイタイプのマットレスです。

ウレタンやファイバー、化学繊維をメインに使っているので埃が出にくく、衛生面やアレルギーに敏感な方にもおすすめです。

既にお持ちのマットレスの、寝心地をグレードアップさせたい方や柔らかさが欲しい方におすすめです。
【トゥルースリーパー プレミアリッチ 仕様】
- 定価:38,250~47,250
- 芯素材:低反発ウレタン(ウルトラ ヴィスコエラスティック)+高反発ウレタン
- 構造:2層
- 三つ折り:〇
- 硬さ:65N+120N
- 反発性:低反発+適度な反発
- 体圧分散:非常に良い
- 通気性:×
- 重さ:4.4kg~7.1kg
- 厚さ:5cm
- 耐久性(密度):非公表
- 保証:製品保証1年(最大3年)
- トライアル:60日間
モットン マットレスの特徴
モットンの特徴
モットンは、高反発×硬めのマットレスで、腰痛持ちの方・身体の大きな方に人気のマットレスです。

単層ウレタンというシンプルな作りですが、通気性のある特殊なウレタンを使用しているため、直置きでも使えます。
90日返金保証もあるので、はじめて高反発マットレスを利用したい方にも安心です。
- 価格:シングル:39,800/セミダブル:49,800/ダブル:59,800
- 芯材:高反発ウレタン(ナノスリ―)
- 構造:単層
- 三つ折り:×
- 硬さ:140N~280N
- 反発性:高反発
- 体圧分散:ふつう
- 通気性:〇
- 重さ:シングル:7.5kg/セミダブル:9kg/ダブル:10.7kg
- 厚さ:10cm
- 耐久性:30D(5年~10年)
- 保証:100日間返金保証