マットレストッパーとして人気の高いテンピュールとトゥルースリーパーを、いろんな視点とスペックで比較しました。

いずれかで比較・検討されている方、よろしければお役立てください。


- テンピュールとトゥルースリーパーならどっち?
- テンピュール トゥルースリーパー|価格 比較
- テンピュール トゥルースリーパー|素材 比較
- テンピュール トゥルースリーパー|硬さ 比較
- テンピュール トゥルースリーパー|反発性 比較
- テンピュール トゥルースリーパー|寝心地 比較
- テンピュール トゥルースリーパー|通気性 比較
- テンピュール トゥルースリーパー|重さ 比較
- テンピュール トゥルースリーパー|厚さ 比較
- テンピュール トゥルースリーパー|耐久性 比較
- テンピュール トゥルースリーパー|保証 比較
- テンピュール トゥルースリーパー|腰痛とおすすめ
- テンピュール トゥルースリーパー|お手入れ
- テンピュールの特徴
- トゥルースリーパーの特徴
テンピュールとトゥルースリーパーならどっち?

テンピュール フトンシンプル・トゥルースリーパーに共通する特徴は次の3つです。
- 手持ちのマットレス・敷布団の上に乗せて使う。
- 体圧分散性に優れる。
- 単体では使えない。
大きく異なる点は次の2つです。
- 通気性:テンピュールが圧倒的に優れる。
- 反発性能:テンピュール=中反発 / トゥルースリーパー=低反発
テンピュール フトンシンプルとトゥルースリーパーのおすすめの選び方は次のとおりです。
- 通気性重視:フトンシンプルがおすすめ。
- 寝返りサポート重視:フトンシンプルがおすすめ。
- 低反発:トゥルースリーパーがおすすめ。
- リーズナブル:トゥルースリーパーがおすすめ。
テンピュールとトゥルースリーパー プレミアケアの性能比較・一覧は次の通りです。
【テンピュール フトンシンプル・トゥルースリーパー プレミアケア 比較】
要素 | テンピュール フトンシンプル | トゥルースリーパー プレミアケア |
価格 | シングル:52,800円 セミダブル:60,500円 |
シングル:27,280 セミダブル:29,480 ダブル:31,680 クイーン:33,880 |
構造 | 2層 | 1層 |
三つ折り | 〇 | 〇 |
通気性 | 〇 | × |
硬さ | 94N | 65N |
体圧分散 | 非常に良い | 非常に良い |
密度 | 非公開 | 非公開 |
ヘタリ保証 | 2年 | 1年(最大3年) |
お試し | 60日間 | 60日間 |
どちらも甲乙つけがたい優れたトッパーですが、どちらもお試し利用できるので、迷ったときは「まずは使ってみる!」のがおすすめです。
テンピュール トゥルースリーパー|価格 比較

価格の比較
テンピュール フトンシンプル・トゥルースリーパーの価格 比較・一覧は次の通りです。
【価格(税込)】
テンピュール フトンシンプル | トゥルースリーパー プレミアケア |
シングル:52,800円 セミダブル:60,500円 |
シングル:27,280円 セミダブル:29,480円 ダブル:31,680円 クイーン:33,880円 |
金額差は大きいですが、マットレスの素材や特性もかなり違うので、価格以外のトコロをきちんと見極めるのがポイントです。
テンピュール トゥルースリーパー|素材 比較

芯素材の比較
テンピュール・トゥルースリーパーの芯素材 比較・一覧は次の通りです。
【芯材の素材】
テンピュール フトンシンプル | トゥルースリーパー プレミアケア |
低反発ウレタン(テンピュール®)+高耐久ベース | 低反発ウレタン(ウルトラ ヴィスコエラスティック) |
どちらも芯材には低反発ウレタンを使っていますが、素材自体の性質や耐久性などは大きく異なります。
また、テンピュールには高硬度ウレタンを組み合わせているので、寝心地もかなり変わります。
テンピュール トゥルースリーパー|硬さ 比較

硬さの比較
テンピュール フトンシンプル・トゥルースリーパーの硬さ 比較・一覧は次の通りです。
【硬さ:N値が大きいほど硬め】
テンピュール フトンシンプル | トゥルースリーパー プレミアケア |
94N | 65N |
どちらもウレタンなので、N(ニュートン)値で硬さ比較ができます。
どちらも、柔らかめスペックを意味しています。
JIS規格のN(ニュートン)値と硬度の定義は次の通りです。
【硬さのスペックとN値 対照表】
区分 | 用語(表示名) |
110ニュートン以上 | かため |
75ニュートン以上110ニュートン未満 | ふつう |
75ニュートン未満 | やわらかめ |
データソース:消費者庁HP
テンピュール トゥルースリーパー|反発性 比較

高反発・低反発の比較
テンピュール フトンシンプル・トゥルースリーパーの反発性 比較・一覧は次の通りです。
【反発性能】
テンピュール フトンシンプル | トゥルースリーパー プレミアケア | |
反発弾性 | 中反発![]() |
低反発![]() |
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
プレミアケアのような低反発×単層構造はメリット・デメリットが顕著で、パッドを使った吸放湿性の補助は必須ですし、下に敷くマットレスの性能も受けやすくなります。
\トゥルースリーパーの使用例/

対して、テンピュール フトンシンプルでは、一般的な高反発・低反発素材のデメリットがなく、非常に安定したトッパー性能を持ちます。
なお、薄くて柔軟性が高いのはトゥルースリーパーと同じなので、下に敷くマットレスの影響を受けやすいです。
テンピュール トゥルースリーパー|寝心地 比較

体圧分散性の比較
テンピュール フトンシンプル・トゥルースリーパーの体圧分散性 比較・一覧は次の通りです。
【体圧分散性】
テンピュール フトンシンプル | トゥルースリーパー プレミアケア |
非常に良い | 非常に良い |
「体圧分散=表層が柔らかい」です。
肘をついたり、マットレスの上で立つとグイっと沈むのに、寝てみると面で支えられているような寝心地になるのが特徴です。
トゥルースリーパーは非常に優れた体圧分散性能を持っていますが、柔らかすぎるので組み合わせるマットレスには注意が必要です。
【トッパーは組み合わせるマットレス性能の影響を受ける】
- マットレスに十分なサポート力がない場合:沈み込み過ぎて腰痛・肩凝りを引き起こす。
- フローリングやベッドなどに直置きした場合:底付きして寝心地が悪くなる。
対して、テンピュールの下層には高耐久ベースが組み込まれているので、下に敷くマットレスにそれほど神経質にならなくても大丈夫です。
\テンピュール フトンシンプル 断面図/

テンピュール トゥルースリーパー|通気性 比較

通気性の比較
テンピュール フトンシンプル・トゥルースリーパーの通気性 比較・一覧は次の通りです。
【通気性】
テンピュール フトンシンプル | トゥルースリーパー プレミアケア |
〇 | × |
オープンセルウレタン | クローズセルウレタン |
通気性に関しては、ウレタンそのものに微細な穴を持つテンピュールが圧倒的に優位です。
ちなみに、一般的なウレタンフォームには通気性は皆無で、テンピュールのようにウレタン自体に通気孔がある特殊なものはオープンセルウレタンと呼ばれます。
ウレタンフォームの内部にはたくさんの気泡がありますが、一般的なウレタンフォーム(下図左)だと気泡同士は繋がっていないので通気性は皆無です。
対して、オープンセル(下図右)には、気泡間に無数の通気孔があるため、ウレタン内部を空気が通過できます。
\オープンセル構造 図解/

なお、トゥルースリーパーは、ウレタン自体に通気性がない上に、身体の隙間を埋めるように密着する性質も相まって、熱籠りと蒸れは起きやすいです。
【マットレスの通気性について】
- 通気性には、寝ている間の体温や湿度を調整する役割があり、睡眠の質と眠りの維持に欠かすことができません。
- また、ダニ・カビの発生リスクを減らし、マットレス自体の耐久性を伸ばしてくれますので、通気性が高いに越したことはありません。
テンピュール トゥルースリーパー|重さ 比較

重さの比較
テンピュール フトンシンプル・トゥルースリーパーの重さ 比較・一覧は次の通りです。
【重さ】
テンピュール フトンシンプル | トゥルースリーパー プレミアケア |
シングル:6.9kg セミダブル:8.8kg |
シングル:4.6kg セミダブル:5.6kg ダブル:6.6kg クイーン:7.6kg |
テンピュールの方がウレタン密度が高いためと思われますが、トゥルースリーパーより確実に重いです。
ちなみに、どちらも柔らかいので敷布団みたいな三つ折りや、ロール状に丸めることが簡単にできるので便利です。

テンピュール トゥルースリーパー|厚さ 比較

厚さの比較
テンピュール フトンシンプル・トゥルースリーパーの厚さ 比較・一覧は次の通りです。
【厚み】
テンピュール フトンシンプル | トゥルースリーパー プレミアケア |
6cm | 5cm |
マットレスは、厚みが増すほど底付き感が減り、寝心地がマイルドになります。
マットレス本体の耐久性や性能の安定性も上がるので、「厚いものほど上質」は、あながち間違いではありません。
なお、トッパーは厚みが増すほどにマットレスの影響を受けにくくなりますので、手持ちのマットレス性能を活かしたい場合は、厚み5cm以下のトッパーを使うのがベターです。
- 5cm以下の厚み:マットレスの硬さ・反発力の影響を受ける。
- 5cm以上の厚み:マットレスの硬さ・反発力の影響を受けにくくなる。
テンピュール トゥルースリーパー|耐久性 比較

耐久性の比較
テンピュール フトンシンプル・トゥルースリーパーの耐久性 比較・一覧は次の通りです。
【ウレタン密度】
テンピュール フトンシンプル | トゥルースリーパー プレミアケア |
非公開 | 非公開 |
ウレタンの耐久性は、ウレタン密度(D)の値で予測できるのですが、どちらも密度情報は非公開なので、メーカー保証や耐久テストで耐久性を予測するしかありません。
◎テンピュール フトンシンプルについて
テンピュール フトンシンプルは、2年間のメーカー保証付きで、最低でも2年の耐久性があります。
また、8万回耐久テストクリアの実績もあるので、5年程度は利用可能なスペックだと判断しています。
◎トゥルースリーパーの耐久年について

わたしの経験&一般的な低反発ウレタンの耐久性&口コミを総合的に判断した結果、トゥルースリーパーは概ね3年~5年程度の耐久性と評価しています。
ちなみに、トッパーには枕やマットレスのようなサポート力はそれほど必要なく、ヘタっても寝心地はあまり変わらないことから、多少劣化したままでも使い続けることができるアイテムだったりします。
テンピュール トゥルースリーパー|保証 比較

保証の比較
テンピュール フトンシンプル・トゥルースリーパーの保証 比較・一覧は次の通りです。
【保証】
種類 | テンピュール フトンシンプル | トゥルースリーパー プレミアケア |
お試し | 60日間 | 60日間 |
へたり | 2年 | 1年(セット購入で2年~3年に延長も可) |
保証には2つの種類があります。
【2つの保証タイプ】
- お試し保証:◎◎日間以内なら、使っていても返品・返金してくれる保証。
- ヘタリ保証:◎年以内にヘタリが見られたら、無償で交換対応に応じる。
ヘタリ保証があるものほど製品の信頼度は高く、長いものほど耐久性が良いです。
この2つにはメーカー保証が付くので、どちらも高品質な製品と言えます。
なお、どちらもお試し期間があるので、マッチングに不安がある方にも心強いですね。
テンピュール トゥルースリーパー|腰痛とおすすめ

腰痛について
就寝中と寝起きの腰痛は、腰が沈み込むことで起きるケースがほとんどなので、自分が寝た時に必要以上に沈み込まない構成にすることが、腰痛軽減効果を最大化するポイントです。
柔らかいだけのマットレスは、次の2STEPで寝姿勢を歪め、腰痛を引き起こします。
STEP1:腰・肩を中心に身体が沈む
人間の体圧は位置によってかかる比率が異なります。
必然的に最も体重がかかるのが 腰部 です。
\横になった時のパーツ毎の体圧比率/

STEP2:反り腰になる
やわらかいだけのマットレスは、背中・腰部が必要以上に沈み込むので 歪んだ姿勢のまま長い時間過ごすことになります。
結果、俗にいう反り腰状態になります。

◎長時間の反り腰は腰痛のもと
反り腰は猫背と同じ歪な姿勢です。
長い時間を反り腰で過ごしていると内臓や腰への負担が大きくなり、やがて慢性的な腰痛や生理不順、冷え症を誘発します。

なお、どちらのトッパーにも身体の沈み込みをコントロールできるほどのサポート力はないので、サポート力のあるマットレスや敷布団の併用は必須です。
サポート力が担保されたトッパーは、抜群の体圧分散性が疲労回復効果・姿勢矯正効果を高めてくれるので、腰痛対策にも期待が持てます。
\サポート力+体圧分散性が揃うと、腰に負担のない寝姿勢で休める/

テンピュールとトゥルースリーパーでどちらの方が腰痛効果が高いかというと‥‥、どちらも柔らかいマットレスなので、そう違いはありません。
強いて言うなら、反発性能・通気性能の高さからテンピュールフトンシンプルの方が、多角的&効果的なサポートを期待できます。
テンピュール トゥルースリーパー|お手入れ

テンピュールもトゥルースリーパーも、基本的なお手入れは 室内干し と ローテーション です。
マットレスのメンテナンス方法は基本的に次の2つです。
❶ ローテーション

寝る位置はだいたい決まっているため、一箇所にかかる圧力や摩耗を分散し、マットレスの劣化を緩やかにする方法です。
- やり方:マットレスを上下・裏表を反転させる。
- 頻度:3ヵ月に1度程度
❷ 室内干し

湿気を溜め込みがちなマットレスの上下面を空気に触れさせることで乾燥を促します。
- やり方:通気性のよい室内に、マットレスの上下面が空気に触れるように立てかける。
- 頻度:3ヵ月に1度程度
ちなみに、どちらも敷布団のように柔らかいトッパーなので、除湿には工夫が必要です。
【トッパーの主な除湿方法】
- カバーを取り外して洗濯する。
- 扇風機をあてる(裏表)。
- 布団干しを使って干す。
テンピュールの特徴

テンピュールの特徴
テンピュールは低反発マットレスのトップブランドで、NASAが唯一認めた体圧分散性能を備えたマットレスです。

つい「低反発=ただ柔らかいだけ?」と想像しがちですが、高反発素材を組み込んだ多層構造になっているのでサポート力も充分。
腰痛持ちの方や体格の大きい方でもしっかりと支え、睡眠の質をワンランク上げてくれる非常に優秀なマットレスです。
保証やトライアルサポートは業界でもトップレベルに厚く、コスパはかなり良いです。
- 価格:52,800円~429,000円
- 素材:オープンセルウレタン
- 構造:2層~4層
- 硬さ:119N~245N
- 反発性:低反発+高反発
- 体圧分散:良い
- 通気性:〇
- 重さ:6.7kg~52kg
- 厚さ:6cm~30cm
- 耐久性(密度):非公表
- 保証:製品保証10年・15年
- トライアル:60日間(マットレスタイプに限る)
トゥルースリーパーの特徴

トゥルースリーパーの特徴
トゥルースリーパーは、手元のマットレスや敷布団の上に乗せるだけで簡単に寝心地を変えてくれるトッパー・レイタイプのマットレスです。

ウレタンやファイバー、化学繊維をメインに使っているので埃が出にくく、衛生面やアレルギーに敏感な方にもおすすめです。

既にお持ちのマットレスの、寝心地をグレードアップさせたい方や柔らかさが欲しい方におすすめです。
【トゥルースリーパー プレミアリッチ 仕様】
- 定価:38,250~47,250
- 芯素材:低反発ウレタン(ウルトラ ヴィスコエラスティック)+高反発ウレタン
- 構造:2層
- 三つ折り:〇
- 硬さ:65N+120N
- 反発性:低反発+適度な反発
- 体圧分散:非常に良い
- 通気性:×
- 重さ:4.4kg~7.1kg
- 厚さ:5cm
- 耐久性(密度):非公表
- 保証:製品保証1年(最大3年)
- トライアル:60日間