高反発×硬め×フルウレタンで人気のモットンとエイプマンパッドを、いろんな視点とスペックで比較しました。

どちらかで比較・検討されている方、よろしければお役立てください。


モットン エイプマンパッドならどっち?

モットン・エイプマンパッド310に共通する特徴は次の4つです。
- 高反発。
- 硬め。
- リーズナブル。
モットン・エイプマンパッド310の性能比較一覧は次の通りです。
【モットン・エイプマンパッド310 比較】
要素 | モットン | エイプマンパッド310 |
価格(税込) | シングル:39,800 セミダブル:49,800 ダブル:59,800 |
15,950円~28,600円 |
通気性 | 〇 | × |
硬さ | 140N・170N・280N | 170N |
体圧分散 | ふつう | ふつう |
密度 | 30D | 30D |
ヘタリ保証 | なし | なし |
お試し | 90日間 | 90日間(保証付き価格で購入した場合に限る) |
もし、この2つで迷うなら、優先順位で選ぶのがおすすめです。
【2つで迷った時の選び方】
- コスパ優先:エイプマンパッド
- 通気性・睡眠の質優先:モットン
- 水洗い優先:エイプマンパッド
- 腰痛対策:どちらも同程度
どうしても不安な方は、高品質×リーズブルなエイプマンパッドを使ってみるのがおすすめですね。
モットン エイプマンパッド|価格 比較

価格の比較
モットン・エイプマンパッドの価格 比較・一覧は次の通りです。
【価格(税込)】
モットン | エイプマンパッド |
シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
シングル:20,130円(保証なし:15,950円) セミダブル:24,200円(保証なし:19,140円) ダブル:28,600円(保証なし:22,407円) |
モットン・エイプマンパッドは、どちらもウレタンを芯材にしたマットレスで、リーズナブルに購入できるのが魅力です。
なお、エイプマンパッドは90日間返品保証の有無で金額が変わる、ユニークな価格設定になっています。
リピート買いや、返送の手間と費用にメリットを感じないときは、保証を付けずに買うと激安で購入できますよ。
モットン エイプマンパッド|素材 比較

芯素材の比較
モットン・エイプマンパッドの芯素材 比較・一覧は次の通りです。
【芯材の素材】
モットン | エイプマンパッド |
ウレタン | ウレタン |
ウレタン芯材に共通する特徴は次の通りです。
- ウレタンの特徴:安価・軽量・性能(硬さ・通気性・反発力)のカスタマイズが容易。
なお、どちらも普通のウレタンフォームにはないユニークな特性を持っています。
【モットン エイプマンパッド ウレタン特性】
特性 | モットン | エイプマンパッド |
通気性 | ◎:オープンセル構造 | ×:クローズセル構造 |
電熱機器 | あんか・布団乾燥機の利用不可 | あんか・布団乾燥機の利用可* |
水洗い | 不可 | 可 |
* 一般的な温度(70℃~80℃以下)での利用に限る。
各性能のメリットは次の通りです。

- 通気性の良いマットレス:効率的に熱を逃がしてくれるので途中で起きる事が少なくなる。睡眠の質が上がって熟睡しやすくなる。
- 電熱機器が使える:フトンに入るときのひんやり感を和らげられる。マットレスを干せない時でも除湿できる。
- 水洗い:小さいお子さんがいるご家庭など、マットレスがおねしょや大量の寝汗で汚れた場合でも気軽に水洗いでき、衛生的。
モットン エイプマンパッド|硬さ 比較

硬さの比較
モットン・エイプマンパッドの硬さ 比較・一覧は次の通りです。
【硬さ:N値が大きいほど硬め】
モットン | エイプマンパッド 310 |
ソフト:140N レギュラー:170N ハード:280N |
170N |
通常、寝たときに感じる硬さはN値だけではなく、芯材の厚さ・詰め物・カッティング・多層構造などが影響します。
モットン・エイプマンパッドには詰め物がほとんどない作りなので、概ねニュートン値どおりのフラットで硬めの寝心地になります。
\シンプルな単層構造のマットレス/
身体が大きい方・硬めが好きな方には、モットンの高硬度280Nがおすすめです。
JIS規格のN(ニュートン)値と硬度の定義は次の通りです。
【硬さのスペックとN値 対照表】
区分 | 用語(表示名) |
110ニュートン以上 | かため |
75ニュートン以上110ニュートン未満 | ふつう |
75ニュートン未満 | やわらかめ |
データソース:消費者庁HP
モットン エイプマンパッド|反発性 比較

高反発・低反発の比較
モットン・エイプマンパッドの反発性 比較・一覧は次の通りです。
【反発性能】
モットン | エイプマンパッド |
高反発 | 高反発 |
性能はどちらも高反発に該当し、真横で寝比べてみても実感できるほどの大きな違いは感じません。
ちなみに、ウレタンには表層の衝撃吸収性もそれなりにあるので、マットレス表面が波打つような反発力というよりは、点で跳ね返るポケットコイルに近い反発力になります。
モットン エイプマンパッド|寝心地 比較

体圧分散性の比較
モットン・エイプマンパッドの体圧分散性 比較・一覧は次の通りです。
【体圧分散性】
モットン | エイプマンパッド |
ふつう | ふつう |
「体圧分散=表層が柔らかい」です。
肘をついたり、マットレスの上で立つとグイっと沈むのに、寝てみると面で支えられているような寝心地になるのが特徴です。
モットン&エイプマンパッドは、フラットな硬さで沈み込みが少ないタイプのマットレスで、体圧分散性はふつうです。
なお、筋肉量の少ない女性や子供、高齢の方、寝心地の良さを求める方は、エイプマンパッドのその他モデルの方がおすすめです。
モットン エイプマンパッド|通気性 評価 比較

通気性の比較
モットン・エイプマンパッドの通気性 比較・一覧は次の通りです。
【通気性】
モットン | エイプマンパッド |
○ | × |
オープンセル | クローズセル |
モットンは、ウレタンの中に空洞があるオープンセル構造なので、通気性はとても良いです。
ウレタンフォームの内部にはたくさんの気泡がありますが、一般的なウレタンフォーム(下図左)だと気泡同士は繋がっていないので通気性は皆無です。
対して、オープンセル(下図右)には、気泡間に無数の通気孔があるため、ウレタン内部を空気が通過できます。
\オープンセル構造 図解/

オープンセルウレタンの通気性の実力は、以下をご覧ください。
オープンセル構造のエリオセル を使って、次の通気性実験を行います。
- 筒に羽毛を入れる。
- 筒の底をエリオセル ・低反発ウレタンで蓋をする。
- ウレタンの下から送風機で風を送り、羽毛の動きの有無をチェックする。
結果は以下の通りです。

- エリオセル (左):筒中の羽毛が舞い、ウレタン内部を空気が通過していることが分かります。
- 一般的なウレタン(右):羽毛はピクリとも動かず、全く通気していないことが分かります。
\動画でチェックされたい方はコチラ/
【マットレスの通気性について】
- 通気性には、寝ている間の体温や湿度を調整する役割があり、睡眠の質と眠りの維持に欠かすことができません。
- また、ダニ・カビの発生リスクを減らし、マットレス自体の耐久性を伸ばしてくれます。
対して、エイプマンパッドは一般的なウレタン同様、通気性は皆無です。
敷きパッドなどで睡眠環境を工夫しましょう。
モットン エイプマンパッド|重さ 比較

重さの比較
モットン・エイプマンパッドの重さ 比較・一覧は次の通りです。
【重さ】
モットン | エイプマンパッド310 |
シングル:7.5kg セミダブル:9kg ダブル:10.7kg |
シングル:7kg セミダブル:8kg ダブル:9kg |
重さは、上げ下げ・収納・メンテナンスのやりやすさにも影響します。
お手入れ頻度が多めの方は、取り扱いしやすい10kg以下のモデルを選ぶのがおすすめです。
また、床に直置きする方や押し入れに出し入れする方は、重さだけではなく折りたたみできるタイプを優先した方が良いです。
\直置き・収納する場合は三つ折りできるものを選ぶ/

● ソファーとして使える
三つ折り構造のマットレスは、角の揃った立方体になるため、シーツをかければソファーになります。
\三つ折りタイプの収納&ソファー利用イメージ/
● 自立しての部屋干しができる
三つ折りタイプは、ゆるいZ型で横向きにすると、狭い空間でも部屋干しができます。
壁に立てかけることなく部屋干しできるため、空間が限られている方にも便利です。
\三つ折りタイプの室内干しイメージ/

【モットンの直置きについて】
モットンは直置きも可となっていますが、折りたたみが楽に出来ないので、直置きよりはベッドに乗せて使う方がおすすめです。
\モットンはバンドなしで折りたたみは出来ない/

フローリングや畳への直置きを想定しているなら、断然エイプマン310がおすすめです。
モットン エイプマンパッド|厚さ 比較

厚さの比較
モットン・エイプマンパッドの厚さ 比較・一覧は次の通りです。
【厚み】
モットン | エイプマンパッド310 |
10cm | 10cm |
ちなみに、マットレスは、厚みが増すほど底付き感が減り、寝心地がマイルドになります。
マットレス本体の耐久性や性能の安定性も上がるので、「厚いものほど上質」は、あながち間違いではありません。
なお、マットレス単独で使う場合、モットン・エイプマンパッドのように最低でも8cm以上の厚みがあるもの を使うのがおすすめです。
モットン エイプマンパッド|耐久性 比較

耐久性の比較
モットン・エイプマンパッドの耐久性 比較・一覧は次の通りです。
【密度】
モットン | エイプマンパッド |
30D | 30D |
ウレタンの耐久性は、ウレタン密度(D)の値で予測できます。
【D値とマットレスの耐久性目安】
- 25D~30D:やや不安は残るものの、寝具としての1日の使用にも耐えうる密度がここ。数値が低いほど耐久年数は下がり、3年持てばよい方と言える。
- 30D~40D:寝具はこのスペック以上が理想。一日の使用でヘタることはほぼなく、経年変化にもとても強い。普通に使うなら、5年以上もつことも珍しくない。
なお、モットン・エイプマンパッドともに、30D+10cm以上の厚み があるので、耐久性とサポート力は高く、身体の大きい方でも長期間利用できるスペックです。
また、どちらも8万回の圧縮テストをクリアしているので、9年以上の耐久性を見込める品質です。
8万回耐久は、基本的に第三者機関にて実施されます。
試験内容は、JIS規格の定変位法が一般的です。
【JIS:定変位法】

- 試験片全体を、素材厚の50%まで連続80000回繰返し圧縮する。
- 圧縮後の復元率を測定する。
復元率(%)=100-繰返し圧縮残留ひずみ(%)
8万回の圧縮は、1日の寝返り平均回数を24回と想定した場合、9年相当の使用に相当すると考えられます。

想定利用年数の計算式は次のとおりです。
- (8万回の圧縮÷1日の寝返り回数24回)÷365(1年日)=9.1年相当
モットン エイプマンパッド|保証 比較

保証の比較
モットン・エイプマンパッドの保証 比較・一覧は次の通りです。
【保証】
種類 | モットン | エイプマンパッド |
お試し | 90日間 | 90日間* |
へたり | × | × |
*:返金保証付き価格で購入したときに限る。
保証には2つの種類があります。
【2つの保証タイプ】
- お試し保証:◎◎日間以内なら、使っていても返品・返金してくれる保証。
- ヘタリ保証:◎年以内にヘタリが見られたら、無償で交換対応に応じる。
マッチングに不安な方は、お試し保証が付いたものを選ぶのが無難です。
ヘタリ保証があるものほど製品の信頼度は高く、長いものほど耐久性が良いです。
モットン エイプマンパッド|腰痛効果

腰痛効果の比較
モットン・エイプマンパッドは、いずれも高反発×高硬度のマットレスで、腰痛持ちに人気の高いマットレスです。
どちらがより腰痛向けなのか?に決着を付けたいところですが、腰痛の原因は身体の状態と環境によるので、万人に共通する正解はありません。

ただ、寝起き直後に起きる腰痛は腰が沈み込むことで起きるケースがほとんどなので、自分が寝た時に必要以上に沈み込まないマットレスを選ぶのが、マットレス選びの大原則と言えます。
柔らかいだけのマットレスは、次の2STEPで寝姿勢を歪め、腰痛を引き起こします。
❶ 腰・肩を中心に体圧が集中する
人間の体圧は位置によってかかる比率が異なり、腰部に最も集中します。
\横になった時のパーツ毎の体圧比率/

❷ 体圧の集中する背中・腰部が沈み込み、徐々に姿勢をゆがめる
やわらかいだけのマットレスだと、背中・腰部が必要以上に沈み込み、長時間背骨を歪ませ、歪んだ姿勢を固定化してしまいます。

● 不自然な姿勢が長時間続くことで背骨・骨盤が歪み腰痛を引き起こす
姿勢の悪化が腰痛の原因となる背骨の歪みを助長し、長時間の不自然な姿勢が、腰痛を引き起こします。

つまり、「モットンかエイプマンパッドか?」ではなく、自分の体重に合った硬さを選ぶのがおすすめです。
【体重別 おすすめのモデル】
- 80kg以上の方:モットン ハードタイプがおすすめ。
- 80kg以下の方:モットン レギュラーorソフト・エイプマンパッド310がおすすめ。
- 体重が軽い方・筋力の少ない方:エイプマンパッドのその他シリーズがおすすめ。
エイプマンパッドのその他シリーズについてはコチラをご覧ください。
寝起き腰痛を軽減するには、沈み込み過ぎない硬さのマットレスを選ぶ。
- 硬いマットレスほど重い体重を長期間支えることができる。
- 柔らかいマットレスほど軽い方・筋力の少ない方でもリラックスして休むことができる。
モットンの特徴
モットンの特徴
モットンは、高反発×硬めのマットレスで、腰痛持ちの方・身体の大きな方に人気のマットレスです。

単層ウレタンというシンプルな作りですが、通気性のある特殊なウレタンを使用しているため、直置きでも使えます。
90日返金保証もあるので、はじめて高反発マットレスを利用したい方にも安心です。
- 価格:シングル:39,800/セミダブル:49,800/ダブル:59,800
- 芯材:高反発ウレタン(ナノスリ―)
- 構造:単層
- 三つ折り:×
- 硬さ:140N~280N
- 反発性:高反発
- 体圧分散:ふつう
- 通気性:〇
- 重さ:シングル:7.5kg/セミダブル:9kg/ダブル:10.7kg
- 厚さ:10cm
- 耐久性:30D(5年~10年)
- 保証:100日間返金保証
エイプマンパッドの特徴

エイプマンパッドの特徴
広告や取説のキャラクターのおふざけが過ぎるので、「怪しくないの???」といった心の声が聞こえてきそうなエイプマンパッドですが、かなり骨太でしっかりした日本製の高品質マットレスです。
マニフレックスのウイングシリーズにも似た外観ですが、ウレタンの仕様に違いがあります。
【マニフレックス ウイングシリーズとの主な違い】
- 通気性:×
- ゾーニング:〇
- 水洗い:◎
- 感温性:×
基本的に硬め×高反発なので 腰痛持ちの方 に人気のブランドですが、水洗いができたりバーシブルで硬さを変えられるためか、女性やお子さんとの添い寝用に購入される方も多いです。
【エイプマンパッド シリーズ 仕様・一覧】
- 価格:15,950円~28,600円
- 芯材:高反発ウレタン
- 三つ折り:310・307
- 構造:1層+ゾーニング(310以外)
- 硬さ:310:170N/307・PAD9・PAD5:170N+120N
- 反発性:高反発
- 体圧分散:ふつう~かため
- 通気性:×
- 重さ:3.8kg~9kg
- 厚さ:5cm~10cm
- 耐久性:30D
- メーカー保証:×
- お試し:90日間(有料)