マットレストッパーとしての人気も高いトゥルースリーパーとエムリリーを、いろんな視点とスペックで比較しました。
いずれかで比較・検討されている方、よろしければお役立てください。
- エムリリーとトゥルースリーパーならどっち？
- エムリリー トゥルースリーパー｜価格 比較
- エムリリー トゥルースリーパー｜素材 比較
- エムリリー トゥルースリーパー｜硬さ 比較
- エムリリー トゥルースリーパー｜反発性 比較
- エムリリー トゥルースリーパー｜寝心地 比較
- エムリリー トゥルースリーパー｜通気性 比較
- エムリリー トゥルースリーパー｜重さ 比較
- エムリリー トゥルースリーパー｜厚さ 比較
- エムリリー トゥルースリーパー｜耐久性 比較
- エムリリー トゥルースリーパー｜保証 比較
- エムリリー トゥルースリーパー｜腰痛とおすすめ
- エムリリー トゥルースリーパー｜お手入れ
- エムリリー優反発シリーズの特徴
- トゥルースリーパーの特徴
エムリリーとトゥルースリーパーならどっち？
エムリリー・トゥルースリーパーに共通する特徴は次の3つです。
- 手持ちのマットレス・敷布団の上に乗せて使う。
- 体圧分散性に優れる。
- 単体では使えない。
大きく異なる点は次の2つです。
- 通気性：エムリリーが圧倒的に優れる。
- 反発性能：エムリリー＝中反発 / トゥルースリーパー＝低反発
エムリリー優反発5cmとトゥルースリーパーのおすすめの選び方は次のとおりです。
- 硬めのマットレスを使っている：トゥルースリーパーがおすすめ。
- 柔らかめのマットレスを使っている：エムリリーがおすすめ。
- 身体が大きい方・筋肉が多めの方：エムリリーがおすすめ。
- 身体が小さい方・筋肉が少なめの方：トゥルースリーパーがおすすめ。
エムリリー優反発5cmとトゥルースリーパー プレミアケアの性能比較・一覧は次の通りです。
【エムリリー優反発5cm・トゥルースリーパー プレミアケア 比較】
| 要素 | エムリリー | トゥルースリーパー プレミアケア |
| 価格 | セミシングル：18,675円 シングル：19,778円 セミダブル：25,278円 ダブル：30,778円 |
シングル：27,280 セミダブル：29,480 ダブル：31,680 クイーン：33,880 |
| 通気性 | 〇 | × |
| 硬さ | 70N+140N | 65N |
| 体圧分散 | 良い | 非常に良い |
| 密度 | 50D | 非公開 |
| ヘタリ保証 | 3年 | 1年（最大3年） |
| お試し | なし | 60日間 |
どちらも甲乙つけがたい優れたトッパーですが、迷った時にはお試し利用できるトゥルースリーパーから使ってみるのがおすすめです。
エムリリー トゥルースリーパー｜価格 比較
価格の比較
エムリリー・トゥルースリーパーの価格 比較・一覧は次の通りです。
【価格（税込）】
| エムリリー 優反発5cm | トゥルースリーパー プレミアケア |
| セミシングル：18,675円 シングル：19,778円 セミダブル：25,278円 ダブル：30,778円 |
シングル：27,280円 セミダブル：29,480円 ダブル：31,680円 クイーン：33,880円 |
エムリリーと比べると、トゥルースリーパーの方が高額ですね。
ちなみに、この金額の差はネームバリューではなく、素材の原価によるものです。
- 低反発ウレタン（トゥルースリーパー）は、中・高反発ウレタンよりも原価が高く、1.5～2倍ほど高額になります。
エムリリー トゥルースリーパー｜素材 比較
芯素材の比較
エムリリー・トゥルースリーパーの芯素材 比較・一覧は次の通りです。
【芯材の素材】
| エムリリー | トゥルースリーパー プレミアケア |
| ウレタン（優反発フォーム） | ウレタン（ウルトラ ヴィスコエラスティック） |
芯材は、マットレスの性質を左右する最も重要なパーツです。
どちらも同じウレタンですが、素材の製法や構造、特性が大きく異なります。
- エムリリーのウレタン：中反発・軽量・硬さ調整が可能・高密度＆高耐久・通気性に優れる。
- トゥルースリーパーのウレタン：低反発・柔らかい・感温性が高い。
エムリリー トゥルースリーパー｜硬さ 比較
硬さの比較
エムリリー・トゥルースリーパーの硬さ 比較・一覧は次の通りです。
【硬さ：N値が大きいほど硬め】
| エムリリー優反発5cm | トゥルースリーパー プレミアケア |
| 70N+140N | 65N |
どちらもウレタンなので、N（ニュートン）値で硬さ比較ができます。
それぞれの値は、トゥルースリーパーはかなり柔らかめ、エムリリーはふつうのスペックであることを意味しています。
JIS規格のN（ニュートン）値と硬度の定義は次の通りです。
【硬さのスペックとＮ値 対照表】
| 区分 | 用語(表示名) |
| 110ニュートン以上 | かため |
| 75ニュートン以上110ニュートン未満 | ふつう |
| 75ニュートン未満 | やわらかめ |
データソース：消費者庁HP
なお、エムリリーは2種類の硬さの異なるウレタンを重ねた2層構造になっていて、ファーストタッチは柔らかいのに沈み込むと適度な反発力を感じられる 弾力のある柔らかさ が特徴です。
＼エムリリー 優反発シリーズの断面図／
エムリリー優反発シリーズは硬め×柔らかめの2層構造で、柔らかいのに柔らかすぎない！？絶妙で複雑な硬さになっています。
また、トゥルースリーパーとエムリリーでは柔らかさの質も違います。
【トゥルースリーパーとエムリリー 柔らかさの違い】
- トゥルースリーパー：低反発ウレタン特有のしっとりと包み込むような濃密でもちもちした柔らかさ。
- エムリリー：中反発ウレタン特有の無機質な柔らかさで、洗車スポンジのようなぽふぽふした触り心地。
メリット・デメリットはあるものの、手触りと気持ち良さはトゥルースリーパーの低反発の方が優れています。
エムリリー トゥルースリーパー｜反発性 比較
高反発・低反発の比較
エムリリー・トゥルースリーパーの反発性 比較・一覧は次の通りです。
【反発性能】
| エムリリー | トゥルースリーパー プレミアケア | |
| 反発弾性 | 中反発 |
低反発 |
| メリット |
高反発と低反発の中間の性質で、両方の良いところを持つ。
|
|
| デメリット |
|
|
プレミアケアのような低反発×単層構造はメリット・デメリットが顕著で、パッドを使った吸放湿性の補助は必須ですし、下に敷くマットレスの性能も受けやすくなります。
＼トゥルースリーパーの使用例／
対して、エムリリーの中反発×多層構造では、異素材が双方でデメリットを吸収するためデメリットが健在化しにくく、安定して心地良い寝心地を得られます。
＼エムリリー優反発の使用例／
エムリリー トゥルースリーパー｜寝心地 比較
体圧分散性の比較
エムリリー・トゥルースリーパーの体圧分散性 比較・一覧は次の通りです。
【体圧分散性】
| エムリリー優反発 | トゥルースリーパー プレミアケア |
| 良い | 非常に良い |
「体圧分散＝表層が柔らかい」です。
肘をついたり、マットレスの上で立つとグイっと沈むのに、寝てみると面で支えられているような寝心地になるのが特徴です。
トゥルースリーパーは非常に優れた体圧分散性能を持っていますが、組み合わせるマットレスには注意が必要です。
【トゥルースリーパーは組み合わせるマットレス性能の影響を受ける】
- マットレスに十分なサポート力がない場合：沈み込み過ぎて腰痛・肩凝りを引き起こす。
- フローリングやベッドなどに直置きした場合：底付きして寝心地が悪くなる。
なお、体圧分散性の良いものは、身体が小さい方・筋力の少ない方ほど向きます。
逆に、身体が大きい方だと沈み過ぎて寝返りが打ちづらくなるので、体圧分散性の良すぎないもの・反発力のあるものの方が向きます。
- 身体の小さい方・筋力の少ない方：トゥルースリーパーがおすすめ。
- 身体の大きい方・筋力の多い方：エムリリーがおすすめ。
エムリリー トゥルースリーパー｜通気性 比較
通気性の比較
エムリリー・トゥルースリーパーの通気性 比較・一覧は次の通りです。
【通気性】
| エムリリー | トゥルースリーパー プレミアケア |
| 〇 | × |
| オープンセルウレタン | クローズセルウレタン |
通気性に関しては、ウレタンそのものに微細な穴を持つエムリリーが圧倒的に優位です。
優反発フォームの通気性は、ドランクドラゴンの番組（バカ売れ研究所）で紹介されていた実験がとても分かり易かったので紹介します。
【番組で紹介された「優反発の通気性実験」の詳細と動画】
- 実験方法は次の通り。
- 筒に羽毛を入れる。
- 底に低反発ウレタン・優反発ウレタンで蓋をする。
- ウレタンの下から送風機で風を送る。
結果は以下の通りで、優反発ウレタンは、嘘みたいに中の羽毛が舞います。
ちなみに、一般的なウレタンフォームには通気性は皆無で、エムリリーのようにウレタン自体に通気孔がある特殊なものはオープンセルウレタンと呼ばれます。
ウレタンフォームの内部にはたくさんの気泡がありますが、一般的なウレタンフォーム（下図左）だと気泡同士は繋がっていないので通気性は皆無です。
対して、オープンセル（下図右）には、気泡間に無数の通気孔があるため、ウレタン内部を空気が通過できます。
＼オープンセル構造 図解／
なお、トゥルースリーパーは、ウレタン自体に通気性がない上に、身体の隙間を埋めるように密着する性質も相まって熱籠りと蒸れは起きやすいです。
【マットレスの通気性について】
- 通気性には、寝ている間の体温や湿度を調整する役割があり、睡眠の質と眠りの維持に欠かすことができません。
- また、ダニ・カビの発生リスクを減らし、マットレス自体の耐久性を伸ばしてくれますので、通気性が高いに越したことはありません。
エムリリー トゥルースリーパー｜重さ 比較
重さの比較
エムリリー・トゥルースリーパーの重さ 比較・一覧は次の通りです。
【重さ】
| エムリリー 優反発5cm | トゥルースリーパー プレミアケア |
| セミシングル：3.7kg シングル：4kg セミダブル：6kg ダブル：7kg |
シングル：4.6kg セミダブル：5.6kg ダブル：6.6kg クイーン：7.6kg |
トゥルースリーパーの方が低反発ウレタンなので若干重めですが、概ね同等と考えてよいですね。
なお、どちらも柔らかいので敷布団みたいな三つ折りや、ロール状に丸めることも簡単にできます。
エムリリー トゥルースリーパー｜厚さ 比較
厚さの比較
エムリリー・トゥルースリーパーの厚さ 比較・一覧は次の通りです。
【厚み】
| エムリリー | トゥルースリーパー プレミアケア |
| 5cm | 5cm |
マットレスは、厚みが増すほど底付き感が減り、寝心地がマイルドになります。
マットレス本体の耐久性や性能の安定性も上がるので、「厚いものほど上質」は、あながち間違いではありません。
なお、トッパーは厚みが増すほどにマットレスの影響を受けにくくなりますので、手持ちのマットレス性能を活かしたい場合は、厚み5cm以下のトッパーを使うのがベターです。
- 5cm以下の厚み：マットレスの硬さ・反発力の影響を受ける。
- 5cm以上の厚み：マットレスの硬さ・反発力の影響を受けにくくなる。
エムリリー トゥルースリーパー｜耐久性 比較
耐久性の比較
エムリリー・トゥルースリーパーの耐久性 比較・一覧は次の通りです。
【ウレタン密度】
| エムリリー | トゥルースリーパー プレミアケア |
| 50D | 非公開 |
ウレタンの耐久性は、ウレタン密度（D）の値で予測できます。
【D値とマットレスの耐久性目安】
- 25D~30D：やや不安は残るものの、寝具としての1日の使用にも耐えうる密度がここ。数値が低いほど耐久年数は下がり、3年持てばよい方と言える。
- 30D~40D：寝具はこのスペック以上が理想。一日の使用でヘタることはほぼなく、経年変化にもとても強い。普通に使うなら、5年以上もつことも珍しくない。
エムリリーは50Dなので、5年以上の耐久を期待できます。
対して、トゥルースリーパーは密度情報は非公開なので、耐久年は予測するしかありません。
◎トゥルースリーパーの耐久年について
わたしの経験＆一般的な低反発ウレタンの耐久性＆口コミを総合的に判断した結果、トゥルースリーパーは概ね3年～5年程度の耐久性と評価しています。
なお、トッパーには枕やマットレスのようなサポート力はそれほど必要なく、ヘタっても寝心地があまり変わらないため、多少は劣化したままでも使い続けるができます。
また、トゥルースリーパー プレミアケアには、抗菌防臭・防ダニ・防カビ加工済み なので、柔らかい寝心地だけと割り切ればかなりの期間利用できます。
エムリリー トゥルースリーパー｜保証 比較
保証の比較
エムリリー・トゥルースリーパーの保証 比較・一覧は次の通りです。
【保証】
| 種類 | エムリリー | トゥルースリーパー プレミアケア |
| お試し | なし | 60日間 |
| へたり | 3年 | 1年（セット購入で2年～3年に延長も可） |
保証には2つの種類があります。
【2つの保証タイプ】
- お試し保証：◎◎日間以内なら、使っていても返品・返金してくれる保証。
- ヘタリ保証：◎年以内にヘタリが見られたら、無償で交換対応に応じる。
ヘタリ保証があるものほど製品の信頼度は高く、長いものほど耐久性が良いです。
エムリリーにもトゥルースリーパーにも 最大3年 のヘタリ保証が付くので、高品質な製品と言えます。
なお、トゥルースリーパーにはお試し期間があるので、マッチングに不安がある方にも心強いです。
エムリリー トゥルースリーパー｜腰痛とおすすめ
腰痛について
就寝中と寝起きの腰痛は、腰が沈み込むことで起きるケースがほとんどなので、自分が寝た時に必要以上に沈み込まない構成にすることが、腰痛軽減効果を最大化するポイントです。
柔らかいだけのマットレスは、次の2STEPで寝姿勢を歪め、腰痛を引き起こします。
STEP1：腰・肩を中心に身体が沈む
人間の体圧は位置によってかかる比率が異なります。
必然的に最も体重がかかるのが 腰部 です。
＼横になった時のパーツ毎の体圧比率／
STEP2：反り腰になる
やわらかいだけのマットレスは、背中・腰部が必要以上に沈み込むので 歪んだ姿勢のまま長い時間過ごすことになります。
結果、俗にいう反り腰状態になります。
◎長時間の反り腰は腰痛のもと
反り腰は猫背と同じ歪な姿勢です。
長い時間を反り腰で過ごしていると内臓や腰への負担が大きくなり、やがて慢性的な腰痛や生理不順、冷え症を誘発します。
なお、どちらのトッパーにも身体の沈み込みをコントロールできるほどのサポート力はないので、サポート力のあるマットレスや敷布団の併用は必須です。
サポート力が担保されたトッパーは、抜群の体圧分散性が疲労回復効果・姿勢矯正効果を高めてくれるので、腰痛対策にも期待が持てます。
＼サポート力+体圧分散性が揃うと、腰に負担のない寝姿勢で休める／
エムリリーとトゥルースリーパーでどちらの方が腰痛効果が高いかというと‥‥、下に敷くマットレスの硬さと利用者の体格との組み合わせによります。
【一般的に腰痛効果が高まる組み合わせ例】
- マットレスが硬め：トゥルースリーパーがおすすめ。
- マットレスが柔らかめ：エムリリーがおすすめ。
- 身体が大きい方・筋肉が多めの方：エムリリーがおすすめ。
- 身体が小さい方・筋肉が少なめの方：トゥルースリーパーがおすすめ。
エムリリー トゥルースリーパー｜お手入れ
エムリリーもトゥルースリーパーも、基本的なお手入れは 室内干し と ローテーション です。
マットレスのメンテナンス方法は基本的に次の2つです。
❶ ローテーション
寝る位置はだいたい決まっているため、一箇所にかかる圧力や摩耗を分散し、マットレスの劣化を緩やかにする方法です。
- やり方：マットレスを上下・裏表を反転させる。
- 頻度：3ヵ月に1度程度
❷ 室内干し
湿気を溜め込みがちなマットレスの上下面を空気に触れさせることで乾燥を促します。
- やり方：通気性のよい室内に、マットレスの上下面が空気に触れるように立てかける。
- 頻度：3ヵ月に1度程度
エムリリー優反発シリーズの特徴
エムリリーの特徴
エムリリー 優反発シリーズは、優反発ウレタンと通気性のある高反発ウレタンを組み合わせたノンスプリングマットレスです。
柔らかい触感に、反り腰を防ぐサポート力と寝返りを助ける反発力を備え、リーズナブルでも快眠に隙のない仕様を詰め込んでいるのが特徴です。
【エムリリー 優反発シリーズ5cm・8cm・11cm】
- 価格：18,678円～48,378円
- 芯材：中反発ウレタン（スマートフォーム）+高反発ウレタン
- 構造：2層
- 三つ折り：8cmのみ可
- 硬さ：70N+140N
- 反発性：中反発
- 体圧分散：良い
- 通気性：〇
- 重さ：4kg～13kg
- 厚さ：5cm・8cm・11cm
- 耐久性：50D
- 保証：3年間ヘタリ保証
トゥルースリーパーの特徴
トゥルースリーパーの特徴
トゥルースリーパーは、手元のマットレスや敷布団の上に乗せるだけで簡単に寝心地を変えてくれるトッパー・レイタイプのマットレスです。
ウレタンやファイバー、化学繊維をメインに使っているので埃が出にくく、衛生面やアレルギーに敏感な方にもおすすめです。
既にお持ちのマットレスの、寝心地をグレードアップさせたい方や柔らかさが欲しい方におすすめです。
【トゥルースリーパー プレミアリッチ 仕様】
- 定価：38,250~47,250
- 芯素材：低反発ウレタン（ウルトラ ヴィスコエラスティック）+高反発ウレタン
- 構造:2層
- 三つ折り：〇
- 硬さ：65N+120N
- 反発性：低反発+適度な反発
- 体圧分散：非常に良い
- 通気性：×
- 重さ：4.4kg~7.1kg
- 厚さ：5cm
- 耐久性（密度）：非公表
- 保証：製品保証1年（最大3年）
- トライアル：60日間
