通販でしか購入できない人気マットレス、エムリリー優反発シリーズとモットンを、いろんな視点とスペックで比較しました。

2点で比較・検討されている方、よろしければお役立てください。


エムリリーとモットン マットレスならどっち?選び方

エムリリー・モットンに共通する特徴は3つです。
- 反発力で寝返りがスムーズ。
- オープンセルウレタンで通気性がよい。
- サポート力が強く、反り腰を防ぐ。
この2つ、構造や厚みがけっこう異なるので、寝心地の違いも大きいです。
【エムリリー・モットン 仕様の比較一覧】
要素 | エムリリー優反発シリーズ11cm | モットン |
価格 | セミシングル:30,778円 シングル:32,978円 セミダブル:40,678円 ダブル:48,378円 |
シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
芯材 | 中・高反発ウレタン(スマートフォーム) | 高反発ウレタン(ナノスリ―) |
構造 | 2層 | 単層 |
通気性 | 〇 | 〇 |
硬さ | 70N+140N | ソフト:140N レギュラー:170N ハード:280N |
体圧分散 | 良い | ふつう |
密度 | 50D | 30D |
ヘタリ保証 | 3年 | × |
お試し | × | 90日間 |
この2つで迷った時のおすすめは次の通り。
【エムリリー・モットン 迷った時のおすすめ】
コスパ重視:エムリリーがおすすめ。
お試し利用:モットンがおすすめ。
体格の大きい方:モットンがおすすめ。
体格の小さい方・2人寝・家族でシェアしたい方:エムリリーがおすすめ。
耐久性も高いブランドなので、どちらもコスパは良いです。
最終的に押さえておきたいのは使う方の体格で、大きい方(体重80kg以上)だとモットン一択ですね。
エムリリー モットン|価格 比較

価格の比較
エムリリー・モットンの価格 比較・一覧は次の通りです。
【価格(税込)】
エムリリー優反発11cm | モットン |
セミシングル:30,778円 シングル:32,978円 セミダブル:40,678円 ダブル:48,378円 |
シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
どちらもスプリングの無いフルウレタンマットレスで、割と似たような価格帯です。
ただ、値段以外には相違点が多く、エムリリーの方が複雑な構造なのに対し、モットンは非常にシンプルな作りで、寝心地もかなり異なります。
エムリリー モットン|素材 比較

芯素材の比較
エムリリー・モットンの芯素材 比較・一覧は次の通りです。
【芯材の素材】
エムリリー | モットン |
中・高反発ウレタン(スマートフォーム ) | 高反発ウレタン(ナノスリ― ) |
どちらもウレタンを主素材としたノンスプリングマットレスです。
◎エムリリー:スマートフォームの特徴
エムリリーのウレタン(スマートフォーム)は中反発ウレタンと高反発ウレタンを組み合わせた作りで、反発力と柔軟性のバランスに優れたウレタンです。
\重さによって沈み込みを自動調整する賢いウレタン/
この働きが、頭・腰・臀部といった重さの異なるパーツの沈み込みを最適化して、歪みのない寝姿勢をサポートします。
また、ウレタン自体が通気するオープンセル構造をしているため、通気性も良好です。
◎モットン:ナノスリー
モットンのウレタン(ナノスリー)は、オープンセル構造を持った高反発ウレタンです。
1枚物の単層構造にすることで、高い反発性能とフラットな寝心地を味わえます。
エムリリー同様のオープンセル構造なので、通気性も良好です。
エムリリー モットン|硬さ 比較

硬さの比較
エムリリー・モットンの硬さ 比較・一覧は次の通りです。
【硬さ:N値が大きいほど硬め】
エムリリー | モットン |
70N+140N | ソフト:140N レギュラー:170N ハード:280N |
モットンは3種類の硬さから選びますが、エムリリーは硬さの異なる2種のウレタンを重ねた2層構造モデル1種類のみです。
どちらも硬めの芯材がベースになっているので、腰痛持ちの方でも問題なく利用できるスペックになっています。
JIS規格のN(ニュートン)値と硬度の定義は次の通りです。
【硬さのスペックとN値 対照表】
区分 | 用語(表示名) |
110ニュートン以上 | かため |
75ニュートン以上110ニュートン未満 | ふつう |
75ニュートン未満 | やわらかめ |
データソース:消費者庁HP
ちなみに、単層と多層では、硬さの触感が変わります。
【単層・多層構造:硬さの感じ方の違い】
- 単層構造:ニュートン値そのままのフラットな硬さ。
- 多層構造:ファーストタッチが柔らかく、ある程度の深さからマイルドな反発力。
エムリリー モットン|反発性 比較

高反発・低反発の比較
エムリリー・モットンの反発性 比較・一覧は次の通りです。
【反発性能】
エムリリー | モットン |
中反発 | 高反発 |
どちらも反発性ウレタンを使用しているので、寝返りのサポート力は充分です。
ただ、反発力はモットンのほうが強いです。
エムリリー モットン|寝心地 比較

体圧分散性の比較
エムリリー・モットンの体圧分散性 比較・一覧は次の通りです。
【体圧分散性】
エムリリー | モットン |
良い | ふつう |
「体圧分散=表層が柔らかい」です。
肘をついたり、マットレスの上で立つとグイっと沈むのに、寝てみると面で支えられているような寝心地になるのが特徴です。
モットンは単層×硬めウレタンですが、手で触って「硬っ!」となるようなカチコチ触感ではなく、程よく沈み込む体圧分散性があります。
エムリリーには柔らかウレタンが組み込んでいるので、体圧分散性は高めです。下層には硬めウレタンを設置しているので反り腰も防いでくれる安心設計です。
エムリリー モットン|通気性 比較

通気性の比較
エムリリー・モットンの通気性 比較・一覧は次の通りです。
【通気性】
エムリリー | モットン |
〇 | |
オープンセルウレタン |
一般的に、ウレタンフォームに通気性は皆無ですが、エムリリー・モットンのウレタンはオープンセル構造をしているので、非常に通気性がよいです。
ウレタンフォームの内部にはたくさんの気泡がありますが、一般的なウレタンフォーム(下図左)だと気泡同士は繋がっていないので通気性は皆無です。
対して、オープンセル(下図右)には、気泡間に無数の通気孔があるため、ウレタン内部を空気が通過できます。
\オープンセル構造 図解/

【マットレスの通気性について】
- 通気性には、寝ている間の体温や湿度を調整する役割があり、睡眠の質と眠りの維持に欠かすことができません。
- また、ダニ・カビの発生リスクを減らし、マットレス自体の耐久性を伸ばしてくれます。
エムリリー モットン|重さ 比較

重さの比較
エムリリー・モットンの重さ 比較・一覧は次の通りです。
【重さ】
エムリリー優反発シリーズ11cm | モットン |
セミシングル:7.2kg シングル:8kg セミダブル:8kg ダブル:13kg |
シングル:7.5kg セミダブル:9kg ダブル:10.7kg |
重さは、上げ下げ・収納・メンテナンスのやりやすさに影響しますので、腕力に自信のない方はチェックしておきましょう。
ちなみに、エムリリー・モットンには、床へ直置きできるほどの通気性はないので床への直置き利用は非推奨です。
どうしても直置きで利用したい方は、三つ折り可能なエムリリー優反発8cmを使うのがおすすめです。

エムリリー モットン|厚さ 比較

厚さの比較
エムリリー・モットンの厚さ 比較・一覧は次の通りです。
【厚さ】
エムリリー夕優反発シリーズ11cm | モットン |
11cm | 10cm |
マットレスは、厚みが増すほど底付き感が減り、寝心地もマイルドになります。
マットレス本体の耐久性や性能の安定性も上がるので、「厚いものほど上質」は、あながち間違いではありません。
なお、マットレス単独で使う場合、厚みは 最低でも8cm以上 がおすすめです。
エムリリー モットン|耐久性 比較

耐久性の比較
エムリリー・モットンの耐久性 比較・一覧は次の通りです。
【密度】
エムリリー | モットン |
50D | 30D |
ウレタンの耐久性は、ウレタン密度(D)の値である程度予測できます。
【D値とマットレスの耐久性目安】
- 25D~30D:やや不安は残るものの、寝具としての1日の使用にも耐えうる密度がここ。数値が低いほど耐久年数は下がり、3年持てばよい方と言える。
- 30D~40D:寝具はこのスペック以上が理想。一日の使用でヘタることはほぼなく、経年変化にもとても強い。普通に使うなら、5年以上もつことも珍しくない。
ちなみに、どちらも8万回圧縮テストを高い基準でクリアしているので、理論耐久は最低9年相当と考えられます。
8万回耐久は、基本的に第三者機関にて実施されます。
試験内容は、JIS規格の定変位法が一般的です。
【JIS:定変位法】

- 試験片全体を、素材厚の50%まで連続80000回繰返し圧縮する。
- 圧縮後の復元率を測定する。
復元率(%)=100-繰返し圧縮残留ひずみ(%)
8万回の圧縮は、1日の寝返り平均回数を24回と想定した場合、9年相当の使用に相当すると考えられます。

想定利用年数の計算式は次のとおりです。
- (8万回の圧縮÷1日の寝返り回数24回)÷365(1年日)=9.1年相当
エムリリー モットン|保証 比較

保証の比較
エムリリー・モットンの保証 比較・一覧は次の通りです。
【保証】
種類 | エムリリー | モットン |
お試し | × | 90日間 |
へたり | 3年 | × |
保証には2つの種類があります。
【2つの保証タイプ】
- お試し保証:◎◎日間以内なら、使っていても返品・返金してくれる保証。
- ヘタリ保証:◎年以内にヘタリが見られたら、無償で交換対応に応じる。
ヘタリ保証があるものほど製品の信頼度は高く、長いものほど耐久性が良いです。
また、耐久性がよいマットレスは永く使えるため、コスパにも優れています。
どの保証をとるか…?になりますが、マットレスとの相性が気になるならお試し保証付きのモットンを、長く使える=コスパをとるならエムリリーがおすすめですね。
エムリリー モットン|腰痛 効果

腰痛について
エムリリー・モットンは、いずれも腰痛持ちに人気のマットレスです。
どちらがより腰痛向けなのか?に決着を付けたいところですが、腰痛の原因は身体の状態と環境によるので、万人に共通する正解はありません。

ただ、寝起き直後に起きる腰痛は腰が沈み込むことで起きているケースがほとんどなので、必要以上に沈み込まないマットレスを選ぶのがひとつの正解と言えます。
柔らかいだけのマットレスは、次の2STEPで寝姿勢を歪め、腰痛を引き起こします。
❶ 腰・肩を中心に体圧が集中する
人間の体圧は位置によってかかる比率が異なり、腰部に最も集中します。
\横になった時のパーツ毎の体圧比率/

❷ 体圧の集中する背中・腰部が沈み込み、徐々に姿勢をゆがめる
やわらかいだけのマットレスだと、背中・腰部が必要以上に沈み込み、長時間背骨を歪ませ、歪んだ姿勢を固定化してしまいます。

● 不自然な姿勢が長時間続くことで背骨・骨盤が歪み腰痛を引き起こす
姿勢の悪化が腰痛の原因となる背骨の歪みを助長し、長時間の不自然な姿勢が、腰痛を引き起こします。

エムリリーorモットンは、体格や利用シーンで選ぶのがおすすめです。
- 身体が大きい方:モットンがおすすめ。
- 身体が小さい方・筋肉量が少ない方・女性:エムリリーがおすすめ。
- 2人・家族でシェアする:エムリリーがおすすめ。
エムリリー モットン|お手入れ

エムリリーもモットンも、基本的なお手入れは 室内干し と ローテーション です。
マットレスのメンテナンス方法は基本的に次の2つです。
❶ ローテーション

寝る位置はだいたい決まっているため、一箇所にかかる圧力や摩耗を分散し、マットレスの劣化を緩やかにする方法です。
- やり方:マットレスを上下・裏表を反転させる。
- 頻度:3ヵ月に1度程度
❷ 室内干し

湿気を溜め込みがちなマットレスの上下面を空気に触れさせることで乾燥を促します。
- やり方:通気性のよい室内に、マットレスの上下面が空気に触れるように立てかける。
- 頻度:3ヵ月に1度程度
なお、カバーはどちらも完全着脱できて洗濯も可能なので、衛生的に利用できます。
※芯材は洗濯不可。
エムリリー優反発シリーズの特徴

エムリリー優反発シリーズの特徴
エムリリー 優反発シリーズは、優反発ウレタンと通気性のある高反発ウレタンを組み合わせたノンスプリングマットレスです。
柔らかい触感に、反り腰を防ぐサポート力と寝返りを助ける反発力を備え、リーズナブルでも快眠に隙のない仕様を詰め込んでいるのが特徴です。
【エムリリー・ハイブリッド 仕様・一覧】
- 価格:77,0000円~99,000円
- 芯材:中反発ウレタン(スマートフォーム)+高反発ウレタン+ポケットコイル
- 構造:4層+ゾーニング
- 三つ折り:×
- 硬さ:190N+ポケットコイル+190N+60N
- 反発性:中反発
- 体圧分散:非常に良い
- 通気性:〇
- 厚さ:24cm
- 密度:50D
- メーカー保証:10年
- お試し:×
モットンの特徴

モットンの特徴
モットンは、高反発×硬めのマットレスで、腰痛持ちの方・身体の大きな方に人気のマットレスです。

単層ウレタンというシンプルな作りですが、通気性のある特殊なウレタンを使用しているため、直置きでも使えます。
90日返金保証もあるので、はじめて高反発マットレスを利用したい方にも安心です。
- 価格:シングル:39,800/セミダブル:49,800/ダブル:59,800
- 芯材:高反発ウレタン(ナノスリ―)
- 構造:単層
- 三つ折り:×
- 硬さ:140N~280N
- 反発性:高反発
- 体圧分散:ふつう
- 通気性:〇
- 重さ:シングル:7.5kg/セミダブル:9kg/ダブル:10.7kg
- 厚さ:10cm
- 耐久性:30D(5年~10年)
- 保証:100日間返金保証