マットレスの解体・処分を自分で！？やり方とスプリングのデメリット

「スプリングマットレス」も、分解すれば一般ごみとして捨てることができます。

分解に必須の道具と手順についてまとめましたので、よろしければ参考にしてください。

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マットレスも解体すれば燃えるゴミ？

マットレスも解体すれば燃えるゴミ？

マットレスをそのまま捨てる場合は 粗大ゴミ 扱いです。

ただし、上手に解体すると燃えるゴミや金属ゴミとして捨てることができます。

※地域によってゴミ区分が変わることがあります。詳しくはお住まいの行政にてご確認ください。

ゴミ袋はいつも使っている指定ゴミ袋を使います。

粗大ゴミだとほとんどの自治体は有料になりますが、燃えるゴミや金属ゴミとして捨てる場合は、ゴミ袋代だけで済みます。

スプリングマットレスを解体する道具

マットレス分解におすすめの道具

スプリングマットレスの分解は、そこそこの作業が必要です。

時間と労力を浪費しないためには、最低限の道具は準備しましょう。

めったにやらないことですし、怪我を避けることもできます。

【スプリングマットレス分解におすすめの道具4選】

アイテム	使いどころとポイント	商品リンク
防刃軍手	スプリングやワイヤーは、切断すると鋭利な刃物になる。防刃軍手はあった方が絶対に良い。	防刃手袋 DONFRI Amazon 楽天市場 Yahooショッピング
カッター	サイドに切り込みを入れる・コイルの袋をカットするなどに使う。刃渡りが大きく、刃の交換ができるものがおすすめ。	WORKPRO ユーティリティナイフ カッターナイフ WORKPRO Amazon 楽天市場 Yahooショッピング
ボルトクリッパー	ワイヤーを切断するのに使う。小さいものは力が必要なので、思い切って45cm～60cmサイズを使うのがおすすめ。	ボルトクリッパー 450mm トラスコ中山(TRUSCO) Amazon 楽天市場 Yahooショッピング
防塵マスク	綿くず・ウレタンくず・マットレスに溜まったダニの死骸やフンが舞い散る。しっかり目の防塵マスクがおすすめ。	3M 使い捨て式防じんマスク スリーエム(3M) Amazon 楽天市場 Yahooショッピング

ちなみに、減らしてもよいツールは1つもなくて、全て揃えると6,000円くらいします。

マットレスを自分で解体する方法

スプリングマットレスの解体方法はシンプルで、工程にすると2つだけです。

たった2つの作業ですが、地味で面倒でとんでもなく時間がかかります。

解体方法1. 詰め物を剥がす

マットレスの詰め物を剥がす手順は4つです。

腰痛持ちの方だと、たぶんこの作業だけでも腰が限界になります。

解体方法2. スプリングをカットする

この作業には、ボルトクリッパーが必須です。

ちなみに、スプリングのカットだけは意外と楽しい作業だったりします。

やり方は簡単で、以下の写真の様に、ボルトクリッパーを使ってちょっきんちょっきんカットするだけです。

コツはいりませんが、注意点は1つあります。

最終的には、処分場か最寄りのゴミ捨て場に出せる大きさにしなければいけないので、この段階から分別時の長さを意識しながらカットしていくのがポイントです。

解体方法3. ポケットコイルの不織布を取り出す

剥がしたマットレスが、以下の様なポケットコイルスプリングの場合は、不繊布から一つずつスプリングを取りします。

＼寝心地最高だけど処分する手間も最高のポケットコイル／

やることは簡単ですが、ひたすら面倒くさいです。

上記❶⇒❷の作業を、コイル一つずつ延々と繰り返します。

これだけで軽く1～2時間を費やします。

ちなみに、コイル数は標準的なシングルサイズで400～600個程度。

高級品だと900個を超える場合もあります。

解体方法4. 分別に従ってゴミ袋に詰める

自治体のゴミ出しルールに従って分別します。

45Lか60Lの大きめのゴミ袋でも、3～5個は余裕で使います。

また、スプリングはかなり重量がありますので、2重にするなどの対策も必要になります。

最後に、分解したスペースに散らばっている細かいごみをお掃除して修了です。

スプリングマットレスの解体動画

スプリングマットレスの解体方法の動画・解説

すごくわかりやすい＆スマートな動画を「カイテキch」さんがアップしてくださっていますので紹介します。

※画像の参照元としても利用させていただきました。

ちなみに、分解されているのは ボンネスコイルスプリングで、作業時間が少なく済むタイプです。

これが ポケットコイルスプリング マットレスの場合、作業時間がプラス1～2時間増えます。

＼誰でも出来る！スプリング入りマットレス解体の動画｜カイテキch／

なお、動画を見ると、とても早くて綺麗な仕事に見えますが、素人がやると、こんなにスムーズにはいかないことの方が多いです。

ちなみに、職人さんは小さいボルトクリッパーを使ってサクサク作業していますが、マットレスのスプリングはとても丈夫で柔軟性に富んだ鋼材が使われているので、素人や女性は握力が持ちません。

もう少し長めのボルトクリッパーなら、てこの原理で小さい力でも楽にカットできます。

ワタシ的には最低でも45cm。可能なら60cmのボルトクリッパーを使うのがおすすめです。

マットレスの解体費用と処分費用

自分で解体と業者依頼の費用を比較

マットレスをごみとして出せれば費用は安くあがりますが、分解には道具が必要で、かなりの時間と労力も必要になります。

自分作業でコストカットしたところで、3,000円～4,000円程度しか浮きません。

今後使うか分からない道具を買わなければいけなかったり労力を考えると、業者依頼した方がはるかに安楽でオトクだと思います。

【マットレスの処分費用と各種コスト比較 一覧】

項目	経費（概算）	作業時間	合計
処分場持ち込み	軽トラレンタル：5,000円 行政処分費用：2,000円	2時間	費用：7,000円 時間：2時間 ※行政によっては、分解費用＆時間がプラス
分解してごみとして処分	道具（ボルトクリッパー・軍手・マスク・カッター）：6,000円	2時間	費用：6,000円 時間：4時間
ゴミ回収業者へ依頼	回収料：10,000円	0時間	費用：10,000円 時間：0時間

スプリングマットレスは、ゴミ処分場ですら 分解しておかないと 引き取ってくれないケースがほとんどです。

持ち込みの際は、「要分解なのか？」を事前確認してから持ち込むようにしましょう。

マットレスの解体 まとめ

スプリングマットレスは構造が複雑でパーツ数が多い分、分解するときにも面倒な作業と分別作業が多いのが難点です。

必要経費だけを見ると自分で分解したほうが安いように見えますが、解体と分別の労力が半端なく、時間と体力を大量に消費するので正直おすすめしません。

【自分で解体する場合と業者依頼する場合のコスト比較】

コスト種	自分で分解する	業者に依頼する
費用	道具代：6,000円	コミコミで約10,000円
作業時間	2時間～4時間	0時間

市町村によっては、解体無し＆一般ゴミ捨て場に数千円で取りに来てくれるところもありますので、まずはそちらの確認からやってみるのがおすすめです。