性能・価格ともに非常によく似たマニフレックスとコアラマットレスを、いろんな視点とスペックで比較しました。

2点で比較・検討されている方、よろしければお役立てください。


- マニフレックスとコアラマットレスならどっち?
- マニフレックス コアラマットレス|価格 比較
- マニフレックス コアラマットレス|素材 比較
- マニフレックス コアラマットレス|硬さ 比較
- マニフレックス コアラマットレス|反発性 比較
- マニフレックス コアラマットレス|寝心地 比較
- マニフレックス コアラマットレス|通気性 比較
- マニフレックス コアラマットレス|重さ 比較
- マニフレックス コアラマットレス|厚さ 比較
- マニフレックス コアラマットレス|寝心地 比較
- マニフレックス コアラマットレス|保証 比較
- マニフレックス コアラマットレス|腰痛 効果
- マニフレックス コアラマットレス|お手入れ
- マニフレックスの特徴
- コアラマットレスの特徴
マニフレックスとコアラマットレスならどっち?

マニフレックス・コアラマットレスに共通する特徴は次の3つです。
- 柔らかい触感で体圧分散性に優れる。
- 程よい高反発で寝返りが楽。
- オープンセルウレタンで通気性がよい。
- 多層構造で幅広い体格の方にマッチする。
どちらも多層構造なので、高反発オンリーのデメリットがなく、柔らかくて心地良い寝心地です。
差別化ポイントは4点です。
- マニフレックス オクラホマ:ウレタンの熱耐性が強く、電気毛布・乾燥機・あんかが使える。
- マニフレックス オクラホマ:コアラマットレスより品質保証が2年長い。
- コアラマットレス:ベースウレタンが200Nと高硬度なので、体格のよい方でも安心。
- コアラマットレス:お試し利用ができる。
どちらも使う人を選ばず失敗し難いマットレスですが、敢えてのおすすめ&選び方は次のとおりです。
- 柔らかめが好きな方:マニフレックス オクラホマがおすすめです。
ベース材の柔らかさに加え、表層のクッション性が秀逸です。 - 硬めが好きな方:コアラマットレスがおすすめです。
オクラホマとの比較では、コアラマットレスの方が硬めに感じます。 - 身体がとても大きい方:マニフレックス がおすすめです。
コアラマットレスでも充分なサポート力はありますが、層構造がシンプルな方がサポート力が高い(硬く感じられる)からです。
マニフレックス・コアラマットレスの性能比較一覧は次の通りです。
【マニフレックス・コアラマットレス 仕様の比較一覧】
要素 | マニフレックス | コアラマットレス |
価格 | 63,800円~102,080円 | 72,000円~102,000円 |
通気性 | 〇 | 〇 |
硬さ | 170N・200N | 200N・170N・70N |
体圧分散 | 良い | 良い |
密度 | 31D | 非公表 |
ヘタリ保証 | 12年 | 10年 |
お試し | なし | 120日間 |
品質保証もロングなブランドなので、どちらもコスパは良いです。
ちなみに、どうしても迷うなら、返金保証のあるコアラマットレスから試してみるのがおすすめです。
マニフレックス コアラマットレス|価格 比較

価格の比較
マニフレックス・コアラマットレスの価格 比較・一覧は次の通りです。
【価格(税込)】
厚み(cm) | マニフレックス:オクラホマ | コアラマットレス |
23 | シングル:63,800円 セミダブル:76,560円 ダブル:89,100円 クイーン:102,080円 |
シングル:72,000円 セミダブル:82,000円 ダブル:92,000円 クイーン:102,000円 |
マニフレックス オクラホマとコアラマットレスは、かなり似通った価格帯になります。
マニフレックス コアラマットレス|素材 比較

芯素材の比較
マニフレックス・コアラマットレスの芯素材 比較・一覧は次の通りです。
【芯材の素材】
マニフレックス | コアラマットレス |
高反発ウレタン(エリオセル ) | 高反発ウレタン(クラウドセル™) |
芯材は、マットレスの性質を左右する最も重要なパーツです。
- 高反発ウレタンの特徴:安価・軽め・高耐久・反発力。
- 低反発ウレタンの特徴:高価・重め・柔軟性・衝撃吸収性・感温性・非通気性。
マニフレックスとコアラマットレスで使われるウレタンは、内部に細かい穴をもつオープンセル構造を持った特殊なウレタンを使用しています。
ウレタンフォームの内部にはたくさんの気泡がありますが、一般的なウレタンフォーム(下図左)だと気泡同士は繋がっていないので通気性は皆無です。
対して、オープンセル(下図右)には、気泡間に無数の通気孔があるため、ウレタン内部を空気が通過できます。
\オープンセル構造 図解/

マニフレックスのウレタンは更に優秀で、ウレタンなのに温度変化に強い性質を持っています。
実験内容:エリオセルと低反発ウレタンに鉄球を乗せ、40℃と10℃環境での柔軟性の変化を比較します。

- エリオセル は、温度に関係なく安定した性能を示していることが分かります。
- 対して、低反発フォームは、温度が高いとふにゃふにゃになって潰れ込み、温度が低いとカチコチになってしまい沈み込みもほとんど見られません。
マニフレックス コアラマットレス|硬さ 比較

硬さの比較
マニフレックス・コアラマットレスの硬さ 比較・一覧は次の通りです。
【硬さ:N値が大きいほど硬め】
マニフレックス オクラホマ | コアラマットレス |
170N+70N | 200N+120N+70N |
マニフレックスもコアラマットレスも、硬さの異なるウレタンを重ねた多層構造になっています。
両者とも硬めの芯材をベースにしているので、腰痛持ちの方や身体の大きな方でも問題なく利用できるスペックになっています。
JIS規格のN(ニュートン)値と硬度の定義は次の通りです。
【硬さのスペックとN値 対照表】
区分 | 用語(表示名) |
110ニュートン以上 | かため |
75ニュートン以上110ニュートン未満 | ふつう |
75ニュートン未満 | やわらかめ |
データソース:消費者庁HP
なお、芯の硬さと横になったときの触感は別モノで、オクラホマもコアラマットレスも、実際の寝心地は ふつう~柔らかめ に感じると思います。
【芯の硬さと横になって感じる硬さについて】
マットレスは、カバーに織り込まれた詰め物や多層構造の影響で、寝た時の感じ方が大きく変化します。
特に、10cm以上の厚みを持つマットレスには柔らかい層がトッピングされることが多く、スペック以上にふんわりとした触感になります。
\マニフレックス(ディアマンテ)断面図/
厚みのあるマットレスには、ベースの高硬度ウレタンに柔らかいウレタンがトッピングされた多層構造が主流。

マニフレックス コアラマットレス|反発性 比較

高反発・低反発の比較
マニフレックス・コアラマットレスの反発性 比較・一覧は次の通りです。
【反発性能】
マニフレックス | コアラマットレス |
高反発 | 高反発 |
- 高反発マットレスのメリット:寝返りが打ちやすい・沈み込み過ぎない・睡眠サイクルを最適化する・疲労回復効果が高い。
- 低反発マットレスのメリット:軽量の方にも充分な体圧分散を行う・振動が伝わり難い・長時間同じ姿勢で休める・寝心地がいい。
どちらも表層に柔らかい素材を配置することで、低反発マットレスにも似た衝撃吸収性・体圧分散性・寝心地を備え、無駄に跳ねないのも特徴です。
マニフレックス コアラマットレス|寝心地 比較

体圧分散性の比較
マニフレックス・コアラマットレスの体圧分散性 比較・一覧は次の通りです。
【体圧分散性】
マニフレックス | コアラマットレス |
良い | 良い |
「体圧分散=表層が柔らかい」です。
肘をついたり、マットレスの上で立つとグイっと沈むのに、寝てみると面で支えられているような寝心地になるのが特徴です。
マニフレックスの体圧分散性能は モデル によって異なります。
【マニフレックス:厚みによる体圧分散性の違い】

- 13cm厚以下のモデル:単層ウレタン構造なので、体圧分散性はそれほど高くありません。
- 13cm厚以上のモデル:多層構造になっているので、体圧分散性がぐっと上がっています。上位モデルになるほど、芯はしっかりしているのにふんわりとした寝心地になります。
どちらも包まれるような優しい寝心地ですが、マニフレックス オクラホマの方が柔らかく、身体の小さい・筋肉量の少ない方に向きます。
マニフレックス コアラマットレス|通気性 比較

通気性の比較
マニフレックス・コアラマットレスの通気性 比較・一覧は次の通りです。
【通気性】
マニフレックス | コアラマットレス |
〇 | |
オープンセルウレタン |
一般的に、ウレタンフォームに通気性は皆無です。
ただし、マニフレックス・コアラマットレスのウレタンはオープンセル構造をしているので、非常に通気性がよいです。
ウレタンフォームの内部にはたくさんの気泡がありますが、一般的なウレタンフォーム(下図左)だと気泡同士は繋がっていないので通気性は皆無です。
対して、オープンセル(下図右)には、気泡間に無数の通気孔があるため、ウレタン内部を空気が通過できます。
\オープンセル構造 図解/

ウレタンの通気性能は拮抗していますが、オクラホマはサイドメッシュになっているぶん、通気性は上かなと判断しています。

【マットレスの通気性について】
- 通気性には、寝ている間の体温や湿度を調整する役割があり、睡眠の質と眠りの維持に欠かすことができません。
- また、ダニ・カビの発生リスクを減らし、マットレス自体の耐久性を伸ばしてくれます。
マニフレックス コアラマットレス|重さ 比較

重さの比較
マニフレックス・コアラマットレスの重さ 比較・一覧は次の通りです。
【重さ】
厚み(cm) | マニフレックス オクラホマ | コアラマットレス |
23 | シングル:14kg セミダブル:17kg ダブル:20kg クイーン:23kg |
シングル:18.1kg セミダブル:22.4kg ダブル:26.1kg クイーン:29.9kg |
重さは、上げ下げ・収納・メンテナンスのやりやすさに影響しますので、腕力に自信のない方はチェックしておきましょう。
なお、床に直置きする方や押し入れに出し入れする方は、軽さよりも折りたたみできるこをと優先して選ぶのがポイントです。
\直置き・収納する場合は三つ折りできるものを選ぼう/
● ソファーとして使える
三つ折り構造のマットレスは、角の揃った立方体になるため、シーツをかければソファーになります。
\三つ折りタイプの収納&ソファー利用イメージ/
● 自立しての部屋干しができる
三つ折りタイプは、ゆるいZ型で横向きにすると、狭い空間でも部屋干しができます。
壁に立てかけることなく部屋干しできるため、空間が限られている方にも便利です。
\三つ折りタイプの室内干しイメージ/

オクラホマもコアラマットレスも三つ折りはできませんので、直置きには不向きです。
直置きしたい方は、マニフレックスのウイングシリーズがおすすめです。
\直置きマットレスなら マニフレックスのウイングシリーズ がおすすめ/
マニフレックス コアラマットレス|厚さ 比較

厚さの比較
マニフレックス・コアラマットレスの厚さ 比較・一覧は次の通りです。
【厚さ ラインナップ】
厚み(cm) | マニフレックス | コアラマットレス |
4 | ● | – |
6 | ● | – |
7 | ● | – |
11 | ●(三つ折) | – |
16 | ● | – |
22 | ● | – |
23 | ● | ● |
マットレスは、厚みが増すほど底付き感が減り、寝心地がマイルドになります。
マットレス本体の耐久性や性能の安定性も上がるので、「厚いものほど上質」は、あながち間違いではありません。
なお、マットレス単独で使う場合、厚みは 最低でも8cm以上 がおすすめです。
マニフレックス コアラマットレス|寝心地 比較

耐久性の比較
マニフレックス・コアラマットレスの耐久性 比較・一覧は次の通りです。
【密度】
マニフレックス | コアラマットレス |
31D~ | 非公表/製品保証:10年 |
ウレタンの耐久性は、ウレタン密度(D)の値で予測できます。
【D値とマットレスの耐久性目安】
- 25D~30D:やや不安は残るものの、寝具としての1日の使用にも耐えうる密度がここ。数値が低いほど耐久年数は下がり、3年持てばよい方と言える。
- 30D~40D:寝具はこのスペック以上が理想。一日の使用でヘタることはほぼなく、経年変化にもとても強い。普通に使うなら、5年以上もつことも珍しくない。
コアラマットレスではウレタン密度を公表していませんが、10年のメーカー保証付きなので、マニフレックスと同等かそれ以上の耐久性を期待できます。
ちなみに、どちらも8万回圧縮テストを高い基準でクリアしています。
8万回耐久は、基本的に第三者機関にて実施されます。
試験内容は、JIS規格の定変位法が一般的です。
【JIS:定変位法】

- 試験片全体を、素材厚の50%まで連続80000回繰返し圧縮する。
- 圧縮後の復元率を測定する。
復元率(%)=100-繰返し圧縮残留ひずみ(%)
8万回の圧縮は、1日の寝返り平均回数を24回と想定した場合、9年相当の使用に相当すると考えられます。

想定利用年数の計算式は次のとおりです。
- (8万回の圧縮÷1日の寝返り回数24回)÷365(1年日)=9.1年相当
マニフレックス コアラマットレス|保証 比較

保証の比較
マニフレックス・コアラマットレスの保証 比較・一覧は次の通りです。
【保証】
種類 | マニフレックス | コアラマットレス |
お試し | × | 120日間 |
へたり | 10年・12年 | 10年 |
保証には2つの種類があります。
【2つの保証タイプ】
- お試し保証:◎◎日間以内なら、使っていても返品・返金してくれる保証。
- ヘタリ保証:◎年以内にヘタリが見られたら、無償で交換対応に応じる。
ヘタリ保証があるものほど製品の信頼度は高く、長いものほど耐久性が良いです。
また、耐久性がよいマットレスは、永く使えるためコスパに優れています。
お試し保証に関してはコアラマットレスの方が手厚く、はじめて使う方も安心して購入に踏み切れますね。
マニフレックス コアラマットレス|腰痛 効果

腰痛について
マニフレックス・コアラマットレスは、いずれも腰痛持ちに人気のマットレスです。
どちらがより腰痛向けなのか?に決着を付けたいところですが、腰痛の原因は身体の状態と環境によるので、万人に共通する正解はありません。

ただ、寝起き直後に起きる腰痛は腰が沈み込むことで起きているケースがほとんどなので、必要以上に沈み込まないマットレスを選ぶのがひとつの正解と言えます。
柔らかいだけのマットレスは、次の2STEPで寝姿勢を歪め、腰痛を引き起こします。
STEP1:腰・肩を中心に身体が沈む
人間の体圧は位置によってかかる比率が異なります。
必然的に最も体重がかかるのが 腰部 です。
\横になった時のパーツ毎の体圧比率/

STEP2:反り腰になる
やわらかいだけのマットレスは、背中・腰部が必要以上に沈み込むので 歪んだ姿勢のまま長い時間過ごすことになります。
結果、俗にいう反り腰状態になります。

◎長時間の反り腰は腰痛のもと
反り腰は猫背と同じ歪な姿勢です。
長い時間を反り腰で過ごしていると内臓や腰への負担が大きくなり、やがて慢性的な腰痛や生理不順、冷え症を誘発します。

マニフレックス オクラホマ・コアラマットレスともに甲乙つけがたいものの、敢えておすすめするとなると、選び方は次の通りです。
- 身体が大きい方:コアラマットレスがおすすめ。
- 身体が小さい方・筋肉量が少ない方・女性:マニフレックス オクラホマがおすすめ。
- 硬めが好きな方:コアラマットレスがおすすめ。
- 柔らかめが好きな方:マニフレックス オクラホマがおすすめ。
マニフレックス コアラマットレス|お手入れ

マニフレックスもコアラマットレスも、基本的なお手入れは 室内干し と ローテーション です。
マットレスのメンテナンス方法は基本的に次の2つです。
❶ ローテーション

寝る位置はだいたい決まっているため、一箇所にかかる圧力や摩耗を分散し、マットレスの劣化を緩やかにする方法です。
- やり方:マットレスを上下・裏表を反転させる。
- 頻度:3ヵ月に1度程度
❷ 室内干し

湿気を溜め込みがちなマットレスの上下面を空気に触れさせることで乾燥を促します。
- やり方:通気性のよい室内に、マットレスの上下面が空気に触れるように立てかける。
- 頻度:3ヵ月に1度程度
なお、カバーはどちらも完全着脱できて洗濯も可能なので、衛生的に利用できます。
※芯材は洗濯不可。
マニフレックスの特徴

マニフレックスの特徴
マニフレックスはヨーロッパを代表する寝具ブランドの一つ。
驚くほどリーズナブル&耐久性の高さが特徴の高品質マットレスです。
中でも、三つ折りモデルは収納に便利な 三つ折り設計&通気するウレタン性能 の相性がよく、直置きで使いたい方に最適です。
上位モデルになると硬さの異なるウレタンを組み合わせた多層構造が主流で、寝心地は上質です。
【マニフレックスシリーズ】
- 価格:28,118円~248,050円
- 芯材:高反発ウレタン(エリオセル)
- 三つ折り:メッシュウイング・カモウイング・DDウイングのみ可
- 構造:1層~10層
- 硬さ:200N・170N・70Nのベース芯材を1~3つ組み合わせ
- 反発性:高反発
- 体圧分散:ふつう~非常に良い
- 通気性:〇
- 重さ:6kg~23kg
- 厚さ:6cm~23cm
- 耐久性:28D~75D
- 保証:製品保証10年~15年
コアラマットレスの特徴

コアラマットレスの特徴
コアラ・マットレスは、3つの異なるウレタンで作られた3層構造のフルウレタンマットレスです。
沈み込み過ぎないサポート力と柔らかい触感で、腰痛持ちの方・身体の大きい方・身体の小さい方・筋力の少ない方まで幅広くサポートします。
対応範囲も広いので、ファミリーやカップルなど、ベッドをシェアしたい方にもおすすめです。
\振動も伝わりにくくスプリングもないのでとても静か!/
【コアラマットレス】
- 価格:69,000円~99,000円
- 芯材:高反発ウレタン・中反発ウレタン
- 三つ折り:×
- 構造:3層
- 硬さ:200N+120N+70N
- 反発性:高反発
- 体圧分散:良い
- 通気性:〇
- 重さ:15.83kg~24.92kg
- 厚さ:21cm
- 耐久性(密度):非公開
- メーカー保証:10年
- トライアル:120日