脱毛による やけど リスクや原因、万一やけどしてしまった時の対処法などを紹介します。
セルフ脱毛に不安を感じてる方やクリニックなどでのやけど対策に興味のある方など、よろしければ参考にしてください。
脱毛やけどの原因
脱毛器は、毛にピンポイントで熱ダメージを与えて脱毛を促す機械です。
光が直接肌を焼くことはないものの、毛が密着している皮膚に熱が伝わることで 毛穴周辺の細胞がやけどする可能性 は常にあります。
【光脱毛器の特徴】
- 脱毛器の光はメラニン色素に効率よく熱ダメージを与える。
- 肌の中でも毛に最も反応し、毛以外の皮膚にはほぼ反応しない。
- 毛以外では、メラニン色素の濃い ほくろ・濃いシミ・傷跡、タトゥーなどにもよく反応する。
- 日焼けした肌など、メラニン色素が皮下に散在している場合は皮膚自体にもよく反応する。
原因1. 出力が高すぎる
脱毛効果は脱毛器の照射レベルに比例します。
つい高いレベルで処理したくなりますが、高すぎるレベルで照射するとやけどのリスクが高まります。
【照射直後の激しい痛みの意味】
- 照射と同時の強い痛み=その時点でやけどを負った可能性あり。
原因2. 脱毛前後のアイシング不足
照射直後に強烈な痛みを感じたときは、まずやけどしています。
早急に冷やすことでその後の回復を早めますが、初動が遅れると深刻なやけど症状になる可能性があります。
【痛みを感じた時の冷却効果】
- 患部の毛細血管を収縮させ、炎症の広がりを最小限に抑える。
- 熱ダメージがほかの細胞に広がるのを防ぐ。
- 痛みを和らげる。
原因3. 脱毛後の保湿不足
脱毛処理をした肌は、自覚症状がなくても少なからず熱ダメージを受けて乾燥しやすくなっています。
脱毛処理後の保湿を怠ると、乾燥によるシミやたるみの原因になります。
【脱毛処理後の保湿ケアの役割】
- 熱ダメージによる乾燥予防。
- やけどダメージからの回復サポート。
原因4. 麻酔で感覚が麻痺してる
脱毛時に麻酔を使うときは、照射パワーとアフターフォローの見極めが間違えやすくなります。
本来は痛いから充分に行う照射前後のアイシングや保湿ケアも、痛覚がマヒすることで蔑ろにしてしまうことも。
麻酔で痛みを感じない場合ほど、入念にアイシングと保湿が必要だと思ってください。
【痛みを麻痺させることでおろそかになりがちな処置】
- アイシング:熱ダメージを抑えて火傷を予防するテクニック。麻酔で痛みを麻痺させても必要。
- 保湿ケア:ダメージを受けた肌の回復を助け、外部からの肌刺激を緩和させる。
原因5. お肌の揺らぎ
お肌は、その時の状態によって光ダメージを受けやすくも受けにくくもなります。
特に黒ずみや日焼けした肌は肌そのものに熱ダメージが集中し、深刻なやけどを起こす可能性があります。
【脱毛器を照射できないお肌のコンディション】
- ほくろ
- タトゥー
- 濃いシミ
- 日焼けした肌
- ニキビ跡・肌トラブルによって生じた色素沈着した部位
- 乾燥や摩擦によって生じた色素沈着した部位
脱毛やけどの症状

脱毛器によるやけどは範囲が小さく、普通のやけどと違って目視で判断しずらいのが特徴です。
見た目だけではなく、次の症状を感じたらやけどの可能性を疑います。
【やけどの判断基準】
- 照射直後に強い痛みを感じた。
- 照射後30分を過ぎても熱感がとれない。
- 照射後30分を過ぎても軽度の痛みがとれない。
- 照射後30分を過ぎても照射したエリアの赤みがとれない。
脱毛後の水ぶくれは要受診
家庭用脱毛器ではあまり起きないですが、もし照射箇所に水ぶくれが出来たときは病院で受診するのがおすすめです。
水ぶくれがおきたときの熱ダメージは、真皮層にまで達してしまった状態。ダメージの深さによっては、痕になる可能性もありますので。
- やけどは、真皮層に届くような深いダメージでも、素人目には判断できないことも多いのが特徴。
- 迷うとき・少しでも気になるときは自分で判断せずに、皮膚科を受診してください。
脱毛やけどの対処法
脱毛器やけどのケアポイントは次の3つです。
【脱毛器でやけどしたときの対処法】
- 速やかに冷やす。
- 充分に冷やす。
- 充分に保湿する。
やけどしたときに最も効果的なケアはとにかく速やかに冷やすこと。
処置が早ければ早いほど、後のダメージの範囲を抑え、回復スピードを速めるのに役立ちます。
どれくらい冷やせばいいか?というと、基本は痛みがなくなるまで。
仕上げは保湿ですね。
やけどダメージは著しく肌を乾燥させるので、1回で済ませるというよりは、小まめに複数回に分けて保湿するのがおすすめです。
保湿が不足すると、皮膚剥離・色素沈着・シミ・肌荒れなどの原因になります。
水ぶくれ・ヒリヒリの対処法
家庭用脱毛器で起こるやけどなら、通常はⅠ度熱傷にあたる軽度なケースがほとんどです。
腫れ・水ぶくれが確認できるようならダメージは大きいので、皮膚科を受診するのがおすすめです。
【熱傷レベル 比較・一覧】
項目 | Ⅰ度熱傷 | Ⅱ度(軽)熱傷 | Ⅱ度(重)熱傷 | Ⅲ度熱傷 |
深さ | 表皮まで | 真皮浅部 | 真皮深部 | 脂肪組織 |
症状 | 皮膚に赤み | 腫れ・水ぶくれ | 腫れ・水ぶくれ | 蝋化 |
痛み | ヒリヒリ | 強度の痛み | 軽度の痛み | 無痛 |
痕の残りやすさ | 残らない | 一時的色素沈着 | 残りやすい | 残る |
いつ治る(目安) | 数日 | 1~4週間 | 1~4週間 | 1ヶ月以上 |
受診 | 不要 | 要 | 要 | 要 |
参考:日本創傷外科学会
市販薬で対処
水ぶくれができるようなやけどの場合は、水泡を潰さないように布などでくるんで病院に受診しましょう。
そこまで重症でない場合は、市販のやけど薬を使った方が腫れ・痛みは早く治まります。
極軽度のものなら、ワセリンでも充分ですが、ヒリヒリとした痛み・赤みも見られるようなら、抗炎症・殺菌作用や、硬質化するお肌を柔らかくしてくれる肌軟化作用のある処方薬がおススメです。
\極軽度のやけど・保湿対策におすすめ(敏感肌・赤ちゃん対応)/
◎腫れ・ヒリヒリするやけどにおすすめの市販薬
- やけど肌に必要な要素を備えた、バランスの良い市販薬。
- 有効成分:酸化亜鉛/フェノール/サリチル酸/イソプロピルメチルフェノール/ヨークレシチン
◎痛みが強いときにおすすめのステロイド系軟膏
- 強い痛みにはステロイドが効果的。
- 皮膚の弱い方にも優しく、万能性のあるおすすめのステロイド系軟膏。
※症状がひどいときは、自分で判断せず皮膚科を受診してください。
脱毛やけどの予防
サロン・クリニックでの脱毛やけどを防ぐ方法
サロン・クリニックでは、処理をお任せする以上、自己防衛できるのは次の2点くらい。
◎お肌のコンディションを整える
- 脱毛前には保湿を充分に行い肌を整える。
- 日焼けをしない。
- 生理時の施術を避ける。
- 肌荒れしている時の施術を避ける。
◎痛さや処理時の違和感があればしっかりと伝える。我慢しない。
- 脱毛の痛みはやけどした証。
- 痛みや違和感を正しく伝えないと充分なケアをしてもらえないことも。
- やけどは初動が遅れるほど悪化しやすいので、すぐに対処してもらうことがとても大事。
家庭用脱毛器のやけどを防ぐ方法
予防法1. いきなり高出力で照射しない
レベルと熱ダメージは比例するので、シンプルにレベルを下げればダメージは小さくなります。
特に家庭用脱毛器はレベル調整できるものがほとんどなので、真ん中くらいのレベルで試し打ちしてからレベル調整するのがおすすめです。
また、痛みの感じ方は毛質・部位・当日のコンディションでも変わるので、毎度×部位ごとに細かくレベル確認しながら照射していくのが、やけどを防ぐポイントです。
- 部位ごと・日ごとに試し打ちしながらレベルを微調整する。
予防法2. 照射前にアイシング
レベルを下げれば痛みは発生しませんが、満足のいく脱毛効果も得られない可能性があります。
照射レベルは、照射前のアイシングケアと組み合わせて調整するのがおすすめです。
ちなみに、ワタシの経験では10秒ほどアイシングした後に照射すれば、かなりの高レベルでも痛みはほぼ発生しなくなります。
- 照射前に充分なアイシングさえすれば、やけどのリスクはかなり抑えられる。
予防法3. 照射後にアイシング
やけどリスクを極限まで避けたいときは、照射直後にアイシングするのも有効です。
照射前と違い、痛みを感じなければ数秒程度でも充分。自覚症状のないやけどや乾燥も、かなりの確率で防いでくれます。
- 照射時に痛みを感じなかったとき:数秒でも効果的。
- 照射時に強い痛みを感じたとき:少なくとも2~3分は冷やす。
やけどしにくい医療脱毛の選び方
やけど対応の医療脱毛の選び方
やけどしにくいクリニック・サロンを選ぶポイントは次の4つです。
【やけどリスクの低い脱毛クリニックの選ぶポイント】
- 利用器械:最新機器ほど痛み・やけどがしにくくい。
- 脱毛方式:やけどリスクはレーザー・IPLよりも蓄熱式の方がリスクが低い。
- 施術実績:経営年数・院数の多いクリニックほど実績が高い傾向。
- ドクターサポート&無料処方箋:万一の時は即時診断&無料処方までしてくれるのは安心。
◎リーズナブル×蓄熱式で永久脱毛できる医療クリニック 3選
最安値は、パーツ脱毛がリーズナブル価格でパッケージされているTCBクリニック。
TCBクリニックは全国展開の大手クリニックで、技術・実績ともにトップクラスなのもおすすめポイント♪
TCBクリニック | じぶんクリニック | フレイヤクリニック | |
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プラン内容・回数 | 全身VIOなし 5回 | 全身+顔+VIO 4回 | 全身+VIO 5回 |
プラン料金 | 98,000円 | 101,200円 | 149,600円 |
途中中止・返金 | ◎ | ◎ | ◎ |
痛み | 蓄熱式:弱め | 蓄熱式:弱め | 蓄熱式:弱め |
クリニック数 | 55院 | 24院 | 15院 |
使用脱毛器 | メディオスターNxt Pro | ソプラノチタニウム | メディオスターモノリス |
サポート&処方箋 | ◎ | ◎ | ◎ |
詳細・公式サイト | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
脱毛やけど まとめ
脱毛器は安全性の高い器械ですが、やけどリスクはゼロではありません。
なお、リスクの高さ機械の出力レベルに比例します。
いずれも、やけどの原因は「誤った使い方」と「不十分なアフターケア」です。
ポイントを押さえて正しく使えば脱毛やけどは起こりにくいですし、おこってもダメージを最小化できます。
【家庭用脱毛器でやけどをおこさないポイント】
- 照射出力を上げ過ぎない。
- アイシングをしっかり目に行う。
- 強い痛みを感じたら速やかに充分冷やす。
- 脱毛処理後は保湿ケアを充分に行う。
ちなみに、家庭用脱毛器やサロンで使うマシンには、深刻なダメージを受けるほどの出力はありません。
やけどリスクの高い医療脱毛は、常駐医師によるアフターサポートが付くところを選ぶと安心です。
施術についてはサロン・クリニックを信頼するしかありませんが、蓄熱式マシン×最新機器を備えたクリニックほど、リスクが低い傾向にあります。








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