ダイヤモンドはどうやってできるの？天然と生成とは？

組成が炭と一緒の炭素なのに、炭よりも硬くて透明な不思議な鉱物 ダイヤモンド。

天然のでき方や人工ダイヤの作り方について解説します。

興味をお持ちの方、よろしければ参考にしてください。

ダイヤモンドはどこでとれる？

ダイヤモンドは世界中の国で採掘されます。

中でも、規模が大きいことで有名な生産国は次の通りです。

特に、ロシアのヤクーチア地方、南アフリカのキンバリー地域、オーストラリアの西部などは、ダイヤモンド鉱山が豊富なことで有名です。

また、ロシアは採掘量、ボツワナは品質、オーストラリアはピンクダイヤなどの希少性といった特徴があります。

ダイヤモンドができる場所

ダイヤモンドは地球の深部でつくられます。

温度の条件もあるので、ごく限られた環境でしか生成されません。

ダイヤモンドが眠る鉱床は、古くて低温で固いマントルの内部となります。

ダイヤモンドは何でできてる？

ダイヤモンドの化学式

ダイヤモンドは純粋な炭素のみでできた、非常に珍しい鉱物です。

ダイヤモンドの化学式はC（炭素）のみで、化学的には純粋な炭素となります。

ちなみに、炭素といって思い浮かべるのは鉛筆の芯などの炭でしょう。

両社の違いは炭素同士の結びつき方です。

ダイヤモンドは高音×高圧力によって生み出されるため結びつき方は非常に強力で、ダイヤモンド特有の特殊な特性を生みだしています。

ダイヤモンドはどうやってできる？

天然ダイヤモンドのできかた

天然ダイヤモンドは、高い温度と圧力がかかる地球の深部にある炭素から形成されます。

ダイヤモンドになるには、特定の条件と永い年月が必要になります。

天然ダイヤモンドが、地殻変動や地震によって地表に出てくることはありますが、基本的には硬い岩盤の深部から採掘することになります。

人口ダイヤモンドの作り方

人工ダイヤモンドは、高温高圧下で炭素を結晶化させることによって作られます。

一般的には、次のような方法が使われます。

人工ダイヤの製造にはそれなりの時間と技術が必要ですが、天然ダイヤと違って自然環境の破壊リスクや莫大な採掘コストが不要で、安定的＆採掘よりはリーズナブルに生産できるのは魅力です。

人口でも天然ダイヤモンドと同質の物理的・化学的性質を持つため、高品質の宝石として重宝されます。

デメリットは、天然ダイヤに比べると構造的に脆弱で、硬さで劣る点です。