非常によく似たファイバー系マットレス、エアリーマットレスとエアウィーヴを、いろんな視点とスペックで比較しました。

いずれかで比較・検討されている方、よろしければお役立てください。


- エアリーマットレス エアウィーヴならどっち?
- エアリーマットレス エアウィーヴ |価格 比較
- エアリーマットレス エアウィーヴ|素材 比較
- エアリーマットレス エアウィーヴ|硬さ 比較
- エアリーマットレス エアウィーヴ|反発性 比較
- エアリーマットレス エアウィーヴ|体圧分散性 比較
- エアリーマットレス エアウィーヴ|通気性 比較
- エアリーマットレス エアウィーヴ|重さ 比較
- エアリーマットレス エアウィーヴ|厚さ 比較
- エアリーマットレス エアウィーヴ|静粛性 比較
- エアリーマットレス エアウィーヴ|耐久性 比較
- エアリーマットレス エアウィーヴ|保証 比較
- エアリーマットレス エアウィーヴ|エアリーマットレスの特徴
- エアリーマットレス エアウィーヴ|エアウィーヴの特徴
エアリーマットレス エアウィーヴならどっち?

エアリーマットレス・エアウィーヴに共通する特徴は次の4つです。
- 反発力が高い。
- ふつうの硬さ。
- 通気性が良い。
- 水洗いが可能。
両者の違いで最も目立つのは価格ですが、細かな性能と耐久性、寝心地が価格に反映しています。
【エアリーマットレス・マニフレックス 比較】
要素 | エアリーマットレス | エアウィーヴ |
価格 (7cmモデルで比較) |
シングル:23,100円 セミダブル:28,600円 ダブル:37,510円 |
シングル:101,200円 セミダブル:121,000円 ダブル:141,900円 |
通気性 | 〇 | 〇 |
硬さ | 硬め | 硬め |
体圧分散 | ふつう | ふつう~良い |
静粛性 | 擦音多め | 擦音少なめ |
耐久性 | 3年~8年 | 5年~8年 |
ヘタリ保証 | なし | 3年 |
お試し | 30日間 | 30日間 |
この2つで悩むときは、エアウィーヴを選んだ方が後悔しない買い物になると思います。
理由は2つ。
- エアウィーヴの方が耐久性が良いので、10年スパンで見るとコスパはあまり変わらない。
- 寝心地や熟睡効果はエアウィーヴの方が良い。
エアリーマットレス エアウィーヴ |価格 比較

価格の比較
価格は、違いがわかりやすいように厚みが同じ6cmと7cmモデルでの比較です。
【価格(税込)】
厚さ | エアリーマットレス | エアウィーヴ |
6cm | シングル:21,780円 | シングル:66,000円 セミダブル:79,200円 ダブル:92,400円 クイーン:106,700円 キング:118,800円 |
7cm | シングル:23,100円 セミダブル:28,600円 ダブル:37,510円 |
シングル:101,200円 セミダブル:121,000円 ダブル:141,900円 クイーン:161,700円 キング:182,600円 |
金額のみを単純に比較すると、約2倍~3倍ほどの価格差になることが分かりますね。
ちなみに、エアウィーヴもエアリーマットレスも、ストアによる大幅な値崩れは起こさないので、上記表から価格差が広がることもありません。
エアリーマットレス エアウィーヴ|素材 比較

素材の比較
エアリーマットレス・エアウィーヴの素材 比較・一覧は次の通りです。
【芯材の素材】
素材 | エアリーマットレス | エアウィーヴ |
芯材 | エアロキューブ | エアファイバー |
側地 | ポリエステル | ポリエステル/綿 |
いずれも合成繊維で作られたファイバー系マットレスで、共通する特徴も多いです。
【ファイバーマットレスの特徴】

- 通気性が良い。
- 反発弾性が強い。
- 水洗いできる。
どちらも見た目や特徴は似ていますが、静粛性・耐久性・反発弾性といった性能面はエアファイバーの方が優れています。
【エアロキューブ の4つの特徴】
❶形状
エアロキューブ とは、東洋紡の開発したファイバー素材で、マロニーがふんわりと絡まったような見た目をしています。
\エアロキューブ の拡大写真/

❷通気性
エアロキューブ は、繊維の間に大量の空間を持っているので、通気性は抜群です。

❸反発性能
柔軟なポリエチレン繊維を立体的に絡ませることで、高反発ウレタンをも凌ぐ高い反発力を持ちます。

❹抗菌・防臭・制菌加工
エアロキューブ には、SEK基準の防菌・防臭・制菌加工が施されているので、カビの抑制効果も期待できます。

【エア ファイバーの特徴】

●高反発性

わずかな力で簡単に寝返りができるので、眠りが深くなり、疲れもとれやすくなります。
●通気性

寝汗や体温を溜め込まず換気するため、寝苦しくなりません。
適度に体温を下げてくれるので、過剰な寝返りを抑制したり細胞の休眠効果を高める作用もあります。
●耐水性

耐水性があるため、水洗いによるメンテナンスも可能です。もともとカビやダニが繁殖し難い素材ですが、定期的なクリーニングによって、常に清潔な環境を保つことができます。
ちなみに、エアロキューブは中空繊維になっているので、温度変化への耐性がエアファイバーより高いです。
\中が空洞になっているエアロキューブ繊維の拡大&断面図/

【温度変化に強いメリット】
- 冬でも寒くなり難い。
- 布団乾燥機やあんかを利用できる。※70℃以下
エアリーマットレス エアウィーヴ|硬さ 比較

硬さの比較
エアリーマットレス・エアウィーヴの硬さ 比較・一覧は次の通りです。
【硬さ:主観評価】
エアリーマットレス | エアウィーヴ |
硬め | 硬め |
ファイバー素材には、ウレタンのような硬さの指標(N値)がありません。よって、体感レベルで推し量るしかないのですが両者とも「硬め」が妥当と評価します。
なお、エアウィーブS-LINE(7cm)では、身体の部位ごとで硬さの異なるファイバー配置で体圧分散性が上がり、サポート力を維持したままマイルドな寝心地を得られます。
\エアウィーヴのゾーニング:S-LINE/

【硬さの違い】
- 頭部:柔らかめ。
- 腰部:硬め。
- 脚部:標準。
いっぽう、エアリーマットレスでは、12cm厚モデルのみに自分でセッティングできる3ブロック可変式の構造が採用されています。
\エアリーマットレスの3分割可変式ブロック構造/
寝心地アップとカスタマイズができるユニークな構造ですが、エアリーマットレス12cmには、シングルサイズしかないのがちょっと残念です。
ちなみに、エアウィーブにも同様のシステムがあり、厚み25cm以上のモデルからは全てセルフカスタムが可能です。
エアウィーヴの構造は、エアウィーヴ公式の組み立て動画でチェックするのが最も分かり易いです。
\女性一人でも簡単組み立て!エアウィーヴの組み立て方動画/
また、ベッドマットレスシリーズ(S01・S02を除く)の芯材は、表・裏でかたさの異なるファイバーブロックを使っているため、体格や好みに合わせた硬さのカスタマイズが可能です。
\エアウィーヴ ベッドマットレス 硬さカスタマイズ例/
エアリーマットレス エアウィーヴ|反発性 比較

高反発・低反発の比較
エアリーマットレス・エアウィーヴの反発性 比較・一覧は次の通りです。
【反発性能】
エアリーマットレス | エアウィーヴ |
超反発 | 超反発 |
どちらも、一般的な高反発ウレタンより高い反発弾性を持ちます。
なお、素材のみの反発弾性を比較しても、両者に目立つほどの違いはありません。
ただ、寝た時の感触は詰め物やゾーニングの影響を受けて、エアウィーヴの方がややマイルド(跳ね過ぎない)に感じます。
エアリーマットレス エアウィーヴ|体圧分散性 比較

体圧分散性の比較
エアリーマットレス・エアウィーヴの体圧分散性 比較・一覧は次の通りです。
【体圧分散性】
エアリーマットレス | エアウィーヴ |
ふつう | ふつう~良い |
「体圧分散=表層が柔らかい」です。
肘をついたり、マットレスの上で立つとグイっと沈むのに、寝てみると面で支えられているような寝心地になるのが特徴です。
エアリーマットレスもエアウィーヴも、グイっと沈み込むほどの柔らかさはなく、一般的な体圧分散指標で評価すると「ふつう」です。
ただ、両者を比較すると、アウィーヴの方がふんわりとした寝心地で体圧分散性に優れています。
【エアウィーブの方がマイルドに感じる要素】
- 詰め物の厚み:エアリーマットレスの2~3倍の厚さがある。
- ファイバーの柔軟性:ポリエチレン系(エアウィーブ)の方がポリエーテル系(エアリーマットレス)に比べて柔軟性に優れる。
エアリーマットレス エアウィーヴ|通気性 比較

通気性の比較
エアリーマットレス・エアウィーヴの通気性 比較・一覧は次の通りです。
【通気性】
エアリーマットレス | エアウィーヴ |
◎ | ◎ |
エアロキューブ | エアファイバー |
通気性は、どちらも抜群に優れています。
似たような構造なので、通気性においてはファイバーマットレス同士で優劣は付けられません。

【マットレスの通気性について】
- 通気性には、寝ている間の体温や湿度を調整する役割があり、睡眠の質と眠りの維持に欠かすことができません。
- また、ダニ・カビの発生リスクを減らし、マットレス自体の耐久性を伸ばしてくれます。
エアリーマットレス エアウィーヴ|重さ 比較

重さの比較
エアリーマットレス・エアウィーヴの重さ 比較・一覧は次の通りです。
なお、重さ比較は価格と同様、規格が最も近い6cmと7cm厚でまとめています。
【重さ】
厚さ | エアリーマットレス | エアウィーヴ |
6cm | シングル:4.9kg | シングル:7kg セミダブル:8kg ダブル:9.5kg クイーン:11kg キング:12.5kg |
7cm | シングル:5.9kg セミダブル:7.1kg ダブル:7.9kg |
シングル:7kg セミダブル:8.5kg ダブル:10kg クイーン:11.5kg キング:13kg |
重さは、上げ下げ・収納・メンテナンスのやりやすさに影響します。
頻度が多めの方は、取り扱いしやすい10kg以下のモデルを選ぶのがおすすめです。
また、床に直置きする方や押し入れに出し入れする方は、重さだけではなく折りたたみできるかもチェックしましょう。
\直置き・収納する場合は三つ折りできるものを選ぶ/

ちなみに、上記の4ラインは全て三つ折り可能で収納性に優れています。
● ソファーとして使える
三つ折り構造のマットレスは、角の揃った立方体になるため、シーツをかければソファーになります。
\三つ折りタイプの収納&ソファー利用イメージ/

● 自立しての部屋干しができる
三つ折りタイプは、ゆるいZ型で横向きにすると、狭い空間でも部屋干しができます。
壁に立てかけることなく部屋干しできるため、空間が限られている方にも便利です。
\三つ折りタイプの室内干しイメージ/

エアリーマットレス エアウィーヴ|厚さ 比較

厚さの比較
エアリーマットレス・エアウィーヴの厚さ 比較・一覧は次の通りです。
【厚み】
厚さ | エアリーマットレス | エアウィーヴ |
3.5cm | ● | |
4.5cm | ● | |
5cm | ● | |
6cm | ● | ● |
7cm | ● | ● |
9cm | ● | |
10cm | ● | |
11cm | ● | |
12cm | ● | |
18cm | ● | |
21cm | ● | |
25cm | ● |
マットレスは、厚みが増すほど底付き感が減り、寝心地がマイルドになります。
マットレス本体の耐久性や性能の安定性も上がるので、「厚いものほど上質」は、あながち間違いではありません。
なお、マットレス単独で使う場合、厚みは 最低でも8cm以上 がおすすめです。
エアリーマットレス エアウィーヴ|静粛性 比較

キュポキュポ音の比較
ファイバーマットレスのデメリットの一つが、体動に反応して発生するキュポキュポ音です。
【キュポキュポ音】

複雑に絡まったファイバー繊維が圧力でズレるときに、指パッチンを鳴らすような極小の「キュポッ♪」という音を奏でます。
ファイバー製品の構造上、避けられない仕様です。
擦音はファイバーの宿命ですが、素材の違いから、エアウィーヴの方が音量・発生頻度が少なく、音質もマイルドで不快感がありません。
【ファイバー素材と擦音の比較】
- エアリーマットレス:ポリエーテル系ファイバーなのでプラスチックに近い硬さがあり、高音で大きな音が発生しやすい。
- エアウィーヴ:ポリエチレンを主成分としたファイバーなので柔軟性があるので繊維のはじける頻度が少ない。また、はじけた時も音質はマイルド。
エアリーマットレス エアウィーヴ|耐久性 比較

耐久性の比較
エアリーマットレス・エアウィーヴの耐久性 比較・一覧は次の通りです。
【耐久年数 (推定)】
エアリーマットレス | エアウィーヴ | |
耐久年 | 5年~8年 | 5年~8年 |
根拠 | 8万回耐久テスト | メーカー保証3年 |
ファイバーには耐久性を示す数値指標はないので、メーカーのヘタリ保証や第三者機関の圧縮テストを参考にします。
通常、メーカー保証が3年以上あるものだと、5年~10年程度の耐久性が見込めます。
また、8万回の圧縮テストも、3年~10年程度の耐久性が見込めます。
8万回耐久は、基本的に第三者機関にて実施されます。
試験内容は、JIS規格の定変位法が一般的です。
【JIS:定変位法】

- 試験片全体を、素材厚の50%まで連続80000回繰返し圧縮する。
- 圧縮後の復元率を測定する。
復元率(%)=100-繰返し圧縮残留ひずみ(%)
8万回の圧縮は、1日の寝返り平均回数を24回と想定した場合、9年相当の使用に相当すると考えられます。

想定利用年数の計算式は次のとおりです。
- (8万回の圧縮÷1日の寝返り回数24回)÷365(1年日)=9.1年相当
エアリーマットレス エアウィーヴ|保証 比較

保証の比較
エアリーマットレス・エアウィーヴの保証 比較・一覧は次の通りです。
【保証】
保証の種類 | エアリーマットレス | エアウィーヴ |
お試し | 30日間 | 30日間 |
へたり | × | 3年 |
保証には2種類あります。
【2つの保証タイプ】
- お試し保証:◎◎日間以内なら、使っていても返品・返金してくれる保証。
- ヘタリ保証:◎年以内にヘタリが見られたら、無償で交換対応に応じる。
ヘタリ保証があるものほど製品の信頼度は高く、長いものほど耐久性が良いです。
製品品質への保証という点では、エアウィーブの方が優位です。
なお、どちもにも30日間のお試し期間があるので、はじめての利用には安心です。
エアリーマットレス エアウィーヴ|エアリーマットレスの特徴

エアリーマットレスの特徴
エアリーマットレスは、ファイバー系マットレスの中でも特にリーズナブルで軽いのが特徴です。
また、ファイバー特有の通気性と、芯材・カバーすべての水洗いもできる耐水性を備えているので、アレルギーのある方や小さいお子様のいるご家庭でも安心して使えます。

デメリットは、ファイバーのこすれるキュポキュポ音が少し大きめな点と、メーカー保証がない点です。
初期費用に優れているので、ファイバーマットレスをお試しで使いたい方におすすめです。
- 価格:17,600円~54,780円
- 素材:エアロキューブ
- 硬さ:ふつう
- 反発性:超反発
- 体圧分散:ふつう
- 通気性:◎
- 重さ:3.6kg~11kg
- 厚さ:3cm~12cm
- 耐久性:3年~8年(推定)
- 保証:30日間お試し
エアリーマットレス エアウィーヴ|エアウィーヴの特徴

エアウィーヴの特徴
エアウィーブは、抜群の通気性と高い反発力のあるマットレスで、疲労回復効果が高く、寝起きのすっきり感を得やすいのが特徴です。
また、ファイバー自体はフラットに硬いものの、厚めの詰め物のお陰でマイルドな寝心地です。
マットレスなのに、芯材までもが水洗いできるのもメリットです。
\エアウィーヴは、芯材もカバーも水洗いできる/
筋肉量の多いアスリートの方や若い方、マットレスを丸洗いしたい方におすすめです。
- 価格:35,200円~396,000円
- 素材:エアファイバー
- 構造:1~3層/ゾーニング
- 三つ折り:スマートZ01のみ可
- 硬さ:ふつう
- 反発性:超反発
- 体圧分散:ふつう
- 通気性:◎
- 重さ:5.5kg~(トッパー)/9kg~(三つ折り)/17kg~(マットレス)
- 厚さ:3cm~7cm(トッパー)/9cm~25cm(マットレス)
- 耐久性(密度):-
- メーカー保証:2年・3年
- トライアル:30日間(対象製品に限る)